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【脅威と知恵は合わないようです】
⚠軍パロ及びその他色々注意⚠
⚠なんでも許せる方向け⚠
mzybより、zm様とem様の名前をお借りした完全捏造作品です
【語りem】
理事長室に呼び出されてから約１ヶ月後…
私達は仲良く日々を過ごせるわけもなく生活を送っていた
em)ゾムさん！！放課後は図書室に来てくださいと何度も言ったはずですが！？
zm)ぁ゛？別にいいだろ勉強なんか、
em)いいわけ無いでしょう！？このままなら2人共退学ですよ！！
em)少しは何とかしようとする努力をですね…
zm)俺勉強好きじゃないんで〜
こんな会話が何度も繰り広げられた
勿論だか私自身に足りない体力等は走り込み等の運動で身につけようとしているが
やはり軍事実技科の方々よりも体に身につけるのは難しく苦戦していた
【図書室】
em)……
ｶﾘ ｶﾘ ｶﾘ ｶﾘ
今日も気まぐれで来るか来ないか分からない男、ゾムを待ちながら 課題である 現在の軍事状況に関するレポートを仕上げていく
(あの人……来るんでしょうか…まぁ、期待してませんけど……)
em)…………
tn)お、エーミールやん
em)ぁ、トントン先輩
トントン先輩は軍事実技科の人で、 時々図書室で会っては軽く議論を重ねていた
tn)課題中か？
em)はい、丁度終わりましたけど、
tn)……エーミール、眉間にしわ寄っとるで、なんかあったん？
この言葉を聞いた時、やはり優しい方なんだな、と、そう思った
em)……あはは…情けないですけど…少し
tn)ほーん、どんな事か言える範囲で教えてくれへん？
tn)一緒考えるくらいはできるから
em)……実は……
それから私は理事長室に呼び出され、ゾムさんと同じ寮で過ごすことになった事を話した
tn)……ほーん…それであんま上手くいってないと
em)はい……オスマン幹部から聞いた話では先輩の中に同じような事になった方がいらっしゃるとか
em)トントン先輩、知り合いにいませんかね
tn)……ぁ〜…それ俺やな
em)え？
トントン先輩の言う事にはそもそもこの取り組みは
優秀な人材から劣れている人材に日常的に指導を行えば優秀な人材に変わるのではないか
という実験的な強化らしい
そしてその強化に参加した生徒がトントン先輩と軍事外交･情報科の先輩らしい
em)ちなみになんですけど、外交･情報科の先輩ってどなたなんですか？
tn)……あ〜…
tn)ちょっと裏庭来れるか？
em)？はい…いいですけど…
トントン先輩に連れられるまま私は裏庭へと向かった
【実技教科倉庫 裏庭】
em)あの……こんな所まで来てどうしたんでｯ
tn)シーッ……喋んないで
言われるがまま、喋らず口を閉じトントン先輩の指差す方へ意識を向けると
♪〜〜♪♪〜〜♪゛♪♪〜♪〜〜♪゛♪〜〜
？)……♪〜
この○○国では珍しい金髪の青年が調律の狂ったピアノを弾いていた
tn)……♪♪〜
流れるゆったりとした狂った音を聴きながらトントン先輩は青年へと近ずいていった
〜〜♪♪〜♪♪〜〜♪♪
tn)グルッペン、今いいか？
曲が終わるとトントン先輩は青年へと話しかける
gr)トントンか！どうした？何かあったか？
tn)ちょっと合わせたい奴がいてな、エーミール
em)あ、軍事研究科1年のエーミールです！
gr)……ほぉ…
tn)この柄の悪い男な、グルッペンって名前で俺の強化期間の相手だったヤツ
em)貴方が……
tn)んじゃ、多分お前ら気が合うと思うから頑張ってな〜
軽く青年、グルッペン先輩について説明をするとトントン先輩は足早にこの場を去っていった
(気まずい……何を話せばいいんだろうか)
gr)……お前、エーミールといったな、
em)ぁ、は、はい！
gr)楽器は扱えるか？
em)……え？
この状況に加え見当外れな質問をされ、軽く頭が混乱した
gr)このヴァイオリン、音が外れていてな
gr)ある程度調整はしたんだがイマイチでな
em)ちょっと、貸してください
多少混乱はしつつもグルッペン先輩から年季のはいったヴァイオリンを受け取る
em)私もプロでは無いので上手くいくかは分かりませんよ
gr)大丈夫だ、よろしく頼む
弦を緩ませ音を確認しながら張り
古い弦は他のヴァイオリンの正常な弦を取り、新しく付け る
そうやって慣れた手つきでヴァイオリンを修復した
gr)おぉ！凄いな！ヴァイオリンについて詳しいようだが何故だ？
em)実は私貴族の生まれでして、ヴァイオリンは教養の1つとして教えられていました
gr)なるほど、それならヴァイオリンは弾けるよな？
em)え、えぇ少しなら
gr)弾いてくれないか？私はピアノを奏でよう
いきなりの事で多少頭はこんがらがったが先程からの事もあり
この人はこういう人なのだと理解した
em)曲は？
gr)うむ、では「テンペスト」でどうだ？
em)分かりました、では、いつでもどうぞ
〜♪〜♪♪゛〜〜♪〜♪゛〜〜♪〜〜
ピアノの外れた音に違和感は覚えなかった
ピアノとは演奏者の内面がそのまま音色として奏でられる
外れているはずの音までも覆い尽くすような思想を内面に持ち、
暖かくも冷たくもあるような音色はこの男、グルッペンの性格をハッキリと表していた
協奏が終わると近くの大木の下に行き話をしていた
gr)ヴァイオリンの腕前はまぁまぁだな！
em)まぁまぁですか……
gr)うむ、悪いが私は軍事外交以外では社交辞令で人を褒めるようなことはできん！
ならば社交辞令や嘘ではなく本音で、心から演奏を綺麗だと、美しいと言わせてやろう
私はそう思いその日から毎日、レポート等の課題を済ませると裏庭の大木へと行くようになった
現在のwrwrdやmzybの状況ではありますが今後出てくる予定の国名、｢我々国｣は変えず、ストーリーを進めさせていただきます
身勝手な話ではありますがどうか今後もよろしくお願い致します
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