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うっし、コレでシリアスいったん終わりな!
【回想・戦場の後半】
血に染まった夕暮れ。攘夷志士の仲間たちが倒れていく。
仲間侍A「彩音ッ!裏切ったな……!」
彩音「はァ!? ふざけんな!アタシは――!」
【回想:別場面】
実は彩音は“味方の仲間を守るために、敵軍と一時的に取引”をしていた。
敵軍に捕らえられた村人を助ける代わりに、一部の戦線を退くことを約束した。
敵将「人質を返してやる。だがその代わり……この戦場からお前の隊は退け」
彩音「……クソッ……!」
【結果】
彩音は仲間を救いたい一心で退くが、それが“戦場で背を向けた=裏切り”とされてしまった。
仲間侍B「彩音が逃げたせいで……っ!」
彩音「違う!アタシは……っ!」
(必死に叫ぶが、戦場の中で真実は伝わらない)
語り(彩音)「……そうしてアタシは、裏切り者の烙印を押された。守りたかった仲間にまで……憎まれて」
【過去:終戦直後】
生き残った彩音、泥まみれで刀を抱え込む。
彩音「……全部、アタシのせいだ」
(その刀を捨てる)
彩音「二度と……誰も守れねぇ刀なんか、握らねぇ」
【彩音が吐き捨てるように語り終える】
彩音「……だからアタシは侍をやめた。誰も救えねぇアタシなんざ……もう侍じゃねぇ」
【万事屋の反応】
新八「……そんなの……誤解じゃないですか!」
神楽「そうアル!彩音はちゃんと人を助けてたネ!」
彩音「フン、結果がすべてだ。仲間は死んで、アタシは裏切り者。そういうこった」
【銀時、静かに】
銀時「……バカだな」
彩音「……は?」
銀時「戦場なんざ、誰も正解なんてねぇんだよ。俺だって……似たようなもんだ」
(真剣な目で彩音を見据える)
銀時「でもよ……お前が守ったもんがあるなら、それは“裏切り”じゃねぇだろ」
【彩音、一瞬だけ目を見開く】
彩音「……銀時」
(けどすぐ顔を逸らす)
彩音「……バカじゃねぇの。そんなこと言っても、アタシの過去は消えねぇんだよ」
【左京が竹刀を肩に担ぎながら】
左京「過去は消えねぇ。でも背負う重さは……分けられるだろ。少なくとも俺は……ずっと見てきた」
彩音「……左京」
【一瞬、張り詰めた空気のあと】
彩音「……ったく、どいつもこいつも説教ばっかしやがって。耳が腐るわ」
(わざと軽口を叩いて背を向けるが、その背中はわずかに震えている)
まあ多分そのうち左京がなんで知ってんのかは多分しないね、うん。
しないと思う