テラーノベル
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ささ!天使涼ちゃんのターンです。
……お色気がんばってみたけどいかがか?
スタッフさんとご飯を食べる2人と別れて、マネージャーに車でマンションに送ってもらった。
元貴にたくさん背中をさすってもらったせいか呼吸は大分楽になった。まあ苦しくなったのも、ちょっとだけ。元貴のせいなんだけどね。
お風呂に入ってスキンケア、ドライヤーとこなしてぼんやりとリビングでソファに座る。
せっかくだから早く寝なきゃ。
早く上がらせてもらったんだから。
……ふとよぎる元貴の声。
体調管理も、できてないのに。
1番時間があるんだから。
元貴としては本意じゃないセリフって知ってる。
でもめちゃくちゃ刺さって離れない。
だって、1番自分が自分に思ってることだから。
スタッフの子にメガネをと言われた時断ったのは、ささやかな賭けだった。
1回くらい、元貴の言うことをきかなくても。
……きけなくても、元貴に怒られずに 撮影を終えることができたら。やっぱり、ミセスをやめなくてもいいかもしれない。
そう思ったのに結果は最悪で。
俺がちゃんと最初にたしなめなかったから、結果としてスタッフの子に悪いことをした。
元貴はいつも正しい。
……悪いのは俺で。
……あの子。ミセスのこと嫌いになったかな?
ねむいな……ベッド、行かなきゃ……。
カタカタカタと耳馴染みのある音がする。
パソコンのキーボードのタイピングだ。
身じろぐと 頭を優しく撫でられた。
心地よくて手のひらに擦り寄ると耳をいじられた。くすぐったくて身をよじる。
と、今度は唇に指が触れてきてそのままゆっくり口に入ってきた。
「……んむ?」
くすりと笑う息づかい。
さすがに重いまぶたをあけると、見覚えのあるリビング。ソファに横になっていて、ブランケットがかけられて、誰かに膝枕をされて。口に指をつっこまれていた。
ぼんやり見上げると優しい顔した元貴。
「ちゃんとベッドで寝なきゃだめじゃん。治るもんも治らないよ。」
返事するにも指が口から出ていかないので話せない。 とりあえず指を舌で押しやってみる。
「かわいいことしないで。おそいたくなる。」
固まる。元貴は片手で器用にパソコンを閉じた。
「今日はやらないよ。様子を見に来たの。」
よかった……。力が抜けたところで指が2本口に入る。舌をつままれた。
「ん!ん……」
「油断したっしょ。かわいいんだからー。」
すっと口から抜けた少し濡れた指で、唇を撫でられる。
「……いつ、きたの?」
全然気づかなかった。
「2時間前かなー?気分はどう?」
夕方とは全く違う穏やかな声音。ほっとする。
「おかげさまで大分いいよ。てか元貴は明日早いんだから、もう寝ないとね。ベッド支度するから…… 」
膝枕から起き上がろうとするが、さりげなく止められる。
「涼ちゃんさ。ただの夏バテじゃないでしょ?」
「……え?なんで……」
「顔のむくみと背中。自律神経かなんかやったでしょ?」
半分正解で半分不正解。
「……えと。ごめん……なさい……。」
「……謝らないでよ。俺は心配して」
「っミセスに……元貴に。迷惑、かけないから……」
アニバーサリーまでいさせてほしいだけだから……。
「……前言撤回。やっぱりちょっとさわっていい?」
低い声がふってきて。 見上げたら無表情の元貴が覆いかぶさってきた。 重なる唇。
……そういえばキスも久しぶり。
と、自覚したら 躾けられた体がうずきだす。
ちがうちがう。綺麗に羽ばたくんだろ。俺は。
「ほっといてごめんね。寂しかったね。」
あまい声が耳に吹き込まれる。
「ち、ちが……ま!まってんっ」
スウェットのズボンに手をつっこまれやわらかく握られてしまう。
「ちがわない。こんなに熱いもん。」
ゆっくり上下され反応する自分が情けない。
顔を隠そうにも強く握られ。痛みにすくむ体。
「顔見せて、声も聞かせて。いい子だから。」
涙目でおずおずみるとニコニコ笑ってくれた。
激しく上下され。トレーナーの上から左の乳首だけつぶされ、こねくりまわされ、いじられる。
「ん……あ!……ひっ」
「……胸、弱いよねー。かわいい。」
力強く乳首をひねられ、同時に先端も爪を立てられ強い快感。
「ひゃん!!」
……いってしまった。
元貴の手が緩やかにしごき続けるから、気持ちよくて気持ちよくていくのが止まれない。
「……たくさん出る。いい子だね、涼ちゃん。自分でしちゃだめだよって、言ったの守ってくれてたんだ。」
おでこに、ほほにふってくるキス。
唇にもふってきて、舌をからまされながら手は止まらない。また緩やかに立ち上がりはじめていて。
気持ちよくてよくて、泣きながらみあげるとやさしい顔の元貴。
「気持ちいいね?涼ちゃん。」
「……う、ん。きも、ち、い……あ!」
素直になるとやさしい元貴を、俺の身体は、知っている。
「大好きだよ、涼ちゃん。今日はすきなこと全部やってあげるからね。たくさんいかせてあげる。」
覆いかぶさってきて激しいキスに息を奪われながらゆっくり目を閉じて。
与えられる怒涛の快感に。
弱い俺は考えるのを放棄した。
コメント
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うわぁぁぁあ!お色気最高すぎます✨💗 ニヤニヤしながら見てました 2人のときだと甘くなる大森さんも甘やかされる涼ちゃんも可愛すぎます🤦🏻♀️💕 続き待ちきれませんー!