絆

列車の中でずっと涙ぐんでた私

千穂ちゃんは彼氏のとこにいったんだ…良い人なら良いな。

間もなく旭川駅に到着致します。お忘れ物ないようにお願いします。

降りるお客様が

幸せにね笑っ

ありがとうございます。

手を掴み。若い人だからっても身体気をつけてね。

私達３人。手を繋ぎ、

お袋の所を訪ねた。

タクシーに乗り

キャリーバッグ、歩ちゃんもリュック背負って。

雪が多いからな。

そんなに降るの？…

今年も僅かな年、

ビービー

美和子さん、お客様だよ！。

誰なの？…

おふくろ、

たくみ？…歩ちゃんも来たの？

紹介したい人いる。

初めまして…

どこかで観た人ね？…

窪田社長のお手伝いさん、三島いづみさん、

あ、あのときの？…女の子、もう一人居たわよね？、

妹は離れました。彼氏と暮らすって

上がりなさい寒いから、

お婆ちゃん？…お姉ちゃんねパパのお嫁さんになる人だからね。

…

おふくろ、窪田の嫁の葬儀済ませた後、会社辞めた。

社長といづみが結婚するって言うから。あまりだろ？…俺に歳が離れすぎてるって。

ずいぶん永くいたのね。

早く出れば良かったのですが、身内がいなくて、

私の母も旭川出身でした。

歩ちゃん位におじさんの家を訪ねてきたら。叔父も患って他界しました。

ご兄弟とかは、

いません。父と駆け落ちした母でしたから、

初めまして聞かされた…

いづみさんあまり口数少なかったな。

妹がうるさかったでしょ笑っごめんなさい。

お腹すいたでしょ笑っ

こちらが私の妹よ。

え？そうでしたか。

美知子、

うん聞いてたわよ

工くん？…若くて綺麗な娘ね。

今？…

26歳になったばかりです。

これからだよ。

年明け父親の法事しないとな。

工くんの結婚式だよ！。

いづみお姉ちゃん？

歩？ママになるだろ？

そうか。

恥ずかしい…

芋汁。

これって豚汁ですよね？、

んだわ笑っ

工？。あなた達アパートに住む？、

母さんにこれ渡す。

通帳？…

こんなに？…

これはいづみが家庭に入るから。生活費、

開いた。…凄い…

事務開くから、

何やる？

会社を立てるよ。

黒いバックから

書類出してた工さん、

窪田の社長が

何も出来ないが。

妹の保険を寄越した。

後は自由にしろって、退職金、家族手当て。

いづみ、千穂の生命保険の事も言われた。

書類出せば戻るからって言われた。

気にかけてくれたのね。

事故の物件も現金で解決したからな。

傾きかけてきたから志摩に世話になった。

司法権あるなら会社を立ち上げれ。

売買しておく。

私はずっと聞いてた。

社長…まさか自殺しょうとしてませんか？…

覚悟はしてるはずだ。君達には恥ずかしい思いさせたくないって溢したよ。

妹の沙智も若い時から遊び回ってたらしく。私が会社に付いた時、

結婚してほしいって

社長から言われた。

沙智も落ち着くだろって…

すぐに子供、歩が産まれた。

沙智の利用されてきたよ。

真面目な工さんだったのね。

君達に俺がとられると思ったらしい。

浮気しないでよってしつこかったのは自分がしてたから。亡くなる時、

俺に言った言葉、

ごめんなさい。身勝手な事してきた。

いづみさんに歩がなついてたからって。