ここは「イノウノ国」。
ここで生まれたものは皆、それぞれの「イノウ」をもって生まれます。
時には役にたち、時には自分や誰かを苦しめ、便利だが、危険のある「イノウ」。
そして、自分の「イノウ」を話したら、強制的に、殺されるらしい。
この国のいじめはだいたいそれで死ぬ人が多い。
この話では、そんな「イノウ」をもった人たちが王様ゲームに参加する、馬鹿げた話です。
ここでのあなたの名前は、遥(はるか)です。
さぁ、「イノウノ国」にいってらっしゃいませ。
くれぐれも、
巻き込まれぬように。
私の名前は遥(はるか)!
現在!大学を卒業後!ニートです!!笑
やる事もなく、新しいものに飢えきっています!!
「はぁ〜。なんか面白いことないかなぁ〜。」
そういってインスタを開くと、大学生時代の「♡♡♡仲良しグループ♡♡♡」に悠人(ゆうと)くんからこんなLINEが来た。
「みんな王様ゲーム興味ある?」
「はい!はーい!興味あるー!!」
私は早速返信した。
「ある」
流唯(るい)くんだ!私がそう思っていると、次は
「何それ!楽しそう!!」
海斗(かいと)くんが返信した。次に
「王様ゲームか〜 いいね!」
杏(あん)くん、
「私も参加できるかな…?」
咲(さき)ちゃん、
「大丈夫だよ。私も王様ゲームやってみたい」
柚月ちゃん、
「お!なんや!やるんか!悠人!」
雷樹(らいき)くんが返信した。
悠人「ううん。王様ゲームってのがあって、それの貸切りチケットをもらって。でもその日僕個人旅行の予定があっていけないから、みんなにあげようかなって思っていったんだ。 」
心の中の私(「個人旅行かぁ〜!私も行ってみようかなぁ〜!」)
海斗「え、チケット貰えるの??」
悠人「うん。今写真送るね。」
そうすると悠人くんは写真を送ってくれた。
私「ガチじゃん!いいの???」私が聞くと、
悠人「うん。楽しんできて!」
悠人くんがそう返した。そして、既読が全員になったことをみて、私が、
私「優蒼(ゆあ)ちゃんは行かないの???」
と聞いた。すると、
優蒼「みんな行くなら行く。」
と返してくれた。私は、
私「んじゃぁ!いこ!」
と返した。
優蒼「わかった。」
そうするとみんな👍を押して、会話は終わった。
翌日、チケットが届いた。会場には、自動的に飛ばされるらしい。
私がわくわくしていると、目の前の雰囲気が一気に変わったのがわかった。
「!!」
会場に飛ばされた。
みんないる。
私「わぁ!みんな久しぶり!!」
みんな「久しぶり(ー!)」
再会の挨拶を交わしていると、目の前にあったどでかいテレビが光った。
「みなさん。おはようございます。
ようこそ、
王様ゲームへ。」
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