ロシアのウラジオストクに氷塊雲が上陸した後、世界中に巨大な氷塊雲が上陸した。氷塊雲の真下は極寒となり巨大な氷塊が降り注ぎ暗闇に閉ざされた。そして…
氷塊雲到来から10年後……
各地に広がっていた氷塊雲は消えだし、地球に太陽の暖かい日差しが差し込んでいた。太陽の日差しが凍った街並みの氷を少しずつ溶かしていっていた。気温が上がった事により、地下シェルターに避難していた人々は地上に出てくる。修也達は10年ぶりに地上に出る。シェルターの巨大な扉が開くと、外から眩しい量の光が差し込んでくる。
修也「うっ……」
扉が完全に開き、外の景色が見えてくる。まだ凍っているものの気温はグンと上がっていた。修也は全身で太陽の光を浴びる。他の人たちも外に出て懐かしい太陽の光を体全体で浴びる。
修也「気持ちいな……」
琴音「ほんとね〜」
琴音は修也の隣にたち腕を伸ばす。修也も琴音もこの10年間で身も心も成長していた。
姫奈「うわ〜太陽の光懐かしい〜」
春夏「ほんとね〜」
2人の女性が修也と琴音の横に立つ。
姫奈「お!修也くん!」
修也「姫奈さん。どうも。」
10年前、姫奈と春夏もこのウラジオストクの地下シェルターに避難してきており、修也と姫奈はシェルター内で再開したのだ。
姫奈「琴音さんももう大丈夫なの?」
琴音「はい!10年もあれば後遺症もなく治りました!」
姫奈「そっか〜良かったね!」
姫奈と琴音は談笑し合う中、修也は懐かしい太陽の光を存分に浴びていた。
修也「めっちゃ長い10年間だったな……」
そういい、修也は歩き始める。
アメリカ合衆国 カルフォルニア州
カルフォルニア州にも、太陽が現れ凍っていたビル群が少しずつ溶けたはじめていた。
大韓民国 ソウル
ソウルにも、太陽の光が差し込み凍っていた街が少しずつ溶けていく。しかし、氷によって腐敗した建物は次々と崩落していく。
中華人民共和国 北京
北京も同様に凍っていた街が太陽の光によって溶け始めていた。
イギリス ロンドン
ロンドンは凍っていた津波が溶け始め液体となり街を流れていた。しかし、津波が溶けた事により津波は流れ出し他の街を破壊していく。
日本国 東京都
東京にも、太陽の光が差し込んでいた。渋谷に積雪していた雪も少しずつだが溶けているように感じる。しかし、雪が溶けた事により、1部のビルが崩落を始めていた。
シンガポール アンモキオ
シンガポールも少しずつ氷が溶け始めていた。しかし、シンガポールも雪が溶けたことにより各地で建物が崩落を始め大規模な火災が起こっていた。
オーストラリア シドニー
シドニーではほとんど氷が溶け、人々が街の復興のため地上に出ていた。
その後、地球は再び太陽の光に照らされ、少しずつ本来の姿を取り戻して来ていた。人類も同様に街の再建や国の再度建国に取り掛かっていた。しかし、この出来事により人類も地球も奏法とも大きな犠牲やダメージを負った。もともとは人類がやってきた事の罰が下ったのだと言われている。この出来事を通して人類は今後どのように地球と共存していくかは…
氷河の永夜[完]
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