この作品はいかがでしたか?
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コメント
3件
うぁぁぁ最高ですぅ!!!バッドエンドがいいです!!!!
・捏造
・本家様 とはなんの関わりもありません
・寿武多め
・タケミチ嫌われ
・口調迷子、キャラ崩壊あり
今回は大寿目線のお話です。
大寿の口調をまだあまりわかっていないので、おかしくても大目に見てください…
設定としては、大寿は黒龍から抜けていないという形にさせていただきます。
1話を見られてない方は先に1話を見ることをおすすめします。
誤字、脱字などを見つけたら、コメントで教えていただけると有難いです。
大寿side
最近花垣に関する噂が後を絶たない。
「花垣武道は裏の人間と繋がっている」
「花垣武道は一般人にも手をあげている」
「花垣武道はいじめの主犯格」
など。
どれもこれもただの根も葉もないただの噂だ。
少し腹は立ったが、花垣自身も気にしていない感じだったから、スルーすることにした。
ある日、九井に呼ばれた。
内容としては、花垣の噂についてだった。
九井のことだから、噂を根絶やしにするだのと言い出すもんだと思っていた。
だが、現実は違った。
「大寿、花垣の噂のこと、もちろん知ってるよな?」
「、あぁ。」
全員してふざけやがって…と言おうとした瞬間
「だからあいつを黒龍から追放しようと思う。」
「、、は、?」
予想外の言葉に俺は唖然とした。
「おい、九井。お前まさか、あんな噂を信じるって言うのか?」
「はぁ?当たり前だろ。あいつの噂は日に日に増えていくし、証拠写真も出てくるしで、、。もう信じるしかねぇんだよ…!」
「あいつが本当にそんなことするやつだと思ってるのか…?」
正直、ふざけているとしか思わなかった。
「お前ら…特に乾、お前あいつから家事から救ってもらっただろ?」
「九井、お前も最愛の人を助けてもらったんじゃなかったか?」
「そんなやつが、あんなことをすると本当に思っているのか、?」
「それとこれは話が別だろ!!あいつはもう落ちぶれたんだよ!!」
「いい加減現実を見ろよ!!大寿!!!」
正直、あいつらと話していても埒があかなかった。
あいつらは花垣が悪いと信じきっている。
これ以上の話し合いは無駄だと決断した。
そのため、俺は東卍の元へ向かった。
今日はちょうど集会をしているはずだ。
あの武道大好き集団のことだ、今頃その噂にブチ切れているに違いない。
そう思ったのもつかの間。
俺は衝撃的なものを見た。
そう、花垣が1人、神社の前でボロボロのまま倒れていたのだ。
周りに誰一人としていない。
一体誰がこんなことを、、と思ったが、直ぐにわかった。
東卍の奴らだ、あいつらも九井の奴らと同じだったのだ。
揃いも揃って、助けて貰った恩を忘れたのか。
とりあえず、自然に目覚める気配はないから声をかけて起こすことにした。
「花垣、おい、起きろ花垣」
そうして声かけを続けていると、花垣は目を覚ました。
その後事情を聞いたり、一悶着起きたりしたが、無事花垣を家に連れてくることに成功した。
「おい花垣、さっさと手当するぞ」
『え、いや、こんぐらい大丈夫っすよ!!』
「ぁ゛あ??」
『あ、、えと、、、お願いします』
『それでいい』
手当のため、花垣の服をめくったが、出てくる出てくる傷の数々。
あいつらには本当に人の心がないのか?
自分のヒーローにここまでの仕打ちができるとは、とことん落ちぶれたもんだ。
手当を一通り終え、俺は1つの疑問が頭によぎった。
「お前、悔しくないのか?」
『え、あ、それは、、悔しくない、、と言えば嘘になります、、、』
「じゃあ、復讐とかするのか?」
『復讐は、、しません、、。復讐したらみんなの幸せな未来がなくなってしまう』
『せっかくここまで頑張ったんだから、最後自分の手で崩すようなことはしたくないっす』
『これは、きっと罰なんすよ、タイムリープなんかで、人の人生を好き勝手に変えた、俺への罰』
『だから俺は、甘んじて受けいれます』
目に涙を貯めながら、そんなことをほざく花垣に、俺は少し腹が立った。
「罰、だ?甘んじて受け入れる?」
「馬鹿みてぇなことをほざいてんじゃねぇ、なにが罰だ」
「お前は人の命を何回、何百回と救ってきている、なのになぜ罰を受ける必要がある?」
「そしてなぜお前は甘んじて受け入れようとする?」
「少しは抗えよ、お前は何も間違ったことをしちゃいねぇ」
「胸を張れ、自信をもて、俺は何も悪くないってな」
「そして怒れ、なんで俺がこんな目に合わなければならないのかって」
「なんでも俺が悪いで逃げようとすんじゃねぇ」
「怒れ、悔しがれ、泣け、感情を殺すな」
「お前は何も間違っていない、お前は何も悪くない」
初めはぽかんとしていた花垣だったが、堰を切ったように泣き始めた。
悔しい、なんで俺が、俺は何もしてない。
そんな花垣を見て、俺はそっと抱きしめることしか出来なかった。
『お、お見苦しい所をお見せしました、、』
「別に、お前が泣き虫なのは今に限ったことではないだろ?」
『う゛、、否めない、、』
「ふっ、さて落ち着いたか?」
『は、はい、、落ち着きました、、』
「それならいい、じゃあ今後の話を、と言いたいところだが、お前も疲れただろうからもう寝るか」
『え、!いや!俺はまだいけます!!』
「いけますってなんだよ、別に急がなくても時間ならある」
『で、でも、、』
埒が明かない気がした。
あいつは自分の意思をなかなか曲げねぇからな。
だからもう強硬手段に出た。
俺は花垣を持ち上げ、寝室まで持っていく。
『え、いや!俺歩けますよ!!』
「うるせぇ、暴れんな。怪我人は黙って運ばれとけ」
『うぅ、、』
なんやかんや言い合いながら無事運びきった。
ベッドはあいにく1つしかないから、ベッドに花垣を寝かし、俺はそばのソファで寝ることにした。
『大寿くん!このベッド大寿くんのなので大寿くんが使ってください!!』
『俺がソファで寝るので!!』
「うるせぇな、怪我人は黙って寝てろ、そんでこのソファも俺のだ、使っていいのは俺だけだ」
『じゃあ俺床で寝るので!!!』
「そうじゃねぇよ、、、」
いくら言ってもビービーうるせぇから次第に腹が立ってきた。
「おい花垣、横詰めろ」
『え、は?いや、普通に降りますよ!』
あれこれ言っている花垣を無視して、花垣を横に詰め、隣に入った。
『え、ちょ!!狭いでしょ!??俺出ますよ!!』
「うるせぇ、耳元で叫ぶな、黙って寝ろ」
『う、、で、でも、、』
「なんだ?文句でもあんのか?」
『いや、、その、、、』
『、近いのが照れるというか、、なんと言うか、、、』
『っ、』
暗さで顔は分からないが、その発言にはさすがにクるものがあった。
だが、ここで手を出す訳にもいかないため、ぐっと堪えた。
「変なこと気にしてねぇでさっさと寝ろ」
『うぅ、、はい、、、おやすみなさい、、』
「あぁ、おやすみ」
さすがの花垣も疲れていたのだろう。
しばらくすると、小さな寝息が聞こえてきた。
俺も目をつぶり、意識が遠のくのを待った。
『、っふ、ごめ、ごめ、なさい、、!』
ふと起きると花垣が魘されていた。
フラッシュバックでもしているのか、ずっと謝り続けている。
『ごめ、ごめ、、さい、、ゆるじ、、俺、、が、、』
「花垣、お前は何も悪くない。大丈夫だ。大丈夫。」
俺は上半身を起こし、花垣の背中を撫でた。
少しでも楽になるように、少しでも悪夢に開放されるように、、と
すると次第に呼吸が落ち着いてきた。
『あり、、と、、たいじゅ、、ん』
そう言い、規則正しい寝息を立てるようになった。
「花垣、お前のことは俺が絶対に助ける」
「お前が俺を助けてくれたようにな」
そう言い、花垣の額にキスを落とし眠りについた。
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途中で書き方変わってしまい申し訳ありません🙇🏻♀️՞
だいぶ空きがあったので、前と変わっているところがあるかもしれません。
終わり方バッドエンドとハッピーエンドどっちがいいですかね?
(2024/05/31 19:17:49)
3353文字