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「ROOM」
青い膜が広がる。
ローの能力で外まで移動する。
「へぇ~……。お前の能力便利だなぁ。ワープか? 今の」
「黙って袋に入ってろ。もう研究所裏口だ」
「チョッパー、静かにな」
「メイン研究室には恐らくシーザーと、もう1人女がいる。おれは2人をなんとか部屋から連れ出す。一応ジェイデンを一緒にいさせるが、こいつに医療知識はない。薬について調べるのはお前だ」
「でもお前、そんなに簡単にマスターに会えるんなら、強ェんだしマスターを捕まえたらいいじゃねえか。そしたら薬もゆっくり調べられるし」
「こっちの問題でな。それが出来ねえからお前らの力が必要なんだ。とにかくお前らは速やかにシーザーだけ攫ってくれりゃいい。あとはおれとジェディがやる」
一通り話し終えると、低い崖下の方でG-5とシーザーの部下が乱戦状態になっているのが見えた。そっちに視線を向けると、海兵が遠くを見て驚きの声をあげる。「何か飛んできた」と言うのだ。
「ルフィかな」
「ンなわけ…」
「あ、ほら。ルフィだ。フランキーとロビンさんもいるな」
「なッ……」
「ルフィが大人しくこそこそ侵入なんかしないだろ。真正面から堂々と行くぞ、あいつらは。な、チョッパー?」
「そうだな! 行け、ルフィ~!」
チョッパーが小声で応援する。俺も便乗した。頑張れ~!
「あの馬鹿、誰が全軍相手にしろと言った!」
「ルフィはああいう男です。ほら俺たちは俺たちで行くぞ。時間がないんだろ?」
「ちっ、中に入るぞ」
「お前ら、鍵持ってるのか? あっ、ワープが使えるんだったな」
「ROOM」
ローの能力で研究所内に入る。
「手筈通り動けよ」
「わかってるよ」