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呼び捨て注意
きーんこーんかーんこーん((
教室について、約10分。
チャイムが鳴って、扉が開いた。
スタスタとのあとえとのクラスの担任の先生が教室に入ってくる。
「はい、初めまして〜」
「1-4の担任になりました、○○と言います。1年間よろしくお願いします。」
「(なんか、怖そうな人だな)」
のあとえと、ふたりが共通して思っていた。
しばらく経つ
きーんこーんかーんこーん
授業終了のチャイムが鳴る。
それと同時に色んな人が立ち上がり、友達の所へ行く。
数時間経っただけで、もう何組かグループもでき始めた。
「なんか、話しかけずらいな」
「え…?」
私の耳に入ってきた、えとさんの声。
ガヤガヤとした教室の中で、呟いていた。
窓の外を見つめていた。
窓越しに見えた、えとさんの顔。
それをぼーっと眺めていた。
窓越しに、
目が合って、すぐ逸らして、
また合って。
私とえとさんの間に、
高く高く、透明な薄い壁が出来ているような気がした。
“話しかけずらい”
この言葉が、私に向けた言葉ってことは
すぐに理解できた。
私、えとさんに嫌なこととかしたかな、
その日の学校は、えとさんとは話せなかった。