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今日のストーリーも、完璧過ぎました!!!!💕今週の日曜日、ぶいさん…お誕生日なんですか!!?😯めちゃ、早いですが…おめでとうございます!!🎉
前の続き書きます!
「やめさせない -ステージ裏のキス・敬語ver-」
ライブの幕が下り、スポットライトが消えた瞬間、スンリは静かに舞台袖へと歩いた。
観客の歓声がまだ耳の奥に残っている。心臓の鼓動が、ずっと速いままだ。
壁にもたれかかって息を整えていると、すぐそばに足音が近づいてくる。
「……お疲れ。」
その声に、スンリは顔を上げた。
「ジヨンヒョン、お疲れさまです。」
「最後のMC、いい感じだったじゃん。」
「……そうですか?」
スンリは照れ隠しのように笑って、手に持ったタオルで首筋の汗を拭った。
ほんの少しの沈黙のあと、口を開く。
「やっぱり……ステージ、やめられませんね。」
ジヨンがその言葉にふっと息を漏らした。
「そっか。ちゃんと、思い出してくれてよかった。」
「はい。……ヒョンが、引き止めてくれたおかげです。」
その言葉にジヨンの目がわずかに揺れる。
「俺じゃなきゃ、ダメだった?」
「……はい。」
はっきりと頷くスンリの視線は、まっすぐジヨンに向けられていた。
「ジヨンヒョンじゃなかったら、俺は……あの時、本当にやめてたと思います。」
「バカ。」
ジヨンはスンリの腕を軽く引いた。
そのまま壁の陰に連れていく。誰にも見つからない、暗がりの中。
「お前がいなくなるとか、想像もしたくなかった。……だから俺、止めたんだよ。」
「……知ってます。」
スンリの声が、少しだけ震えていた。
「ずっと……ジヨンヒョンのそばにいたかったから。……今も、これからも。」
「……ほんと、素直になったな。」
「ヒョンが、そうさせたんです。」
そう言ったあと、スンリはゆっくりと距離を詰めていく。
ジヨンの目を見ながら、そっと唇を重ねた。
優しく、短いキス。
けれどその一瞬に込められた想いは、言葉よりもはるかに深い。
「ヒョン……俺、もう迷いません。」
「じゃあもう一回言えよ。」
「……ずっと、そばにいます。」
ジヨンは満足そうに目を細め、もう一度、スンリにキスを返した。
喧騒のステージ裏、誰にも気づかれない小さな誓い。
それは二人にしかわからない、静かな“再出発”の合図だった。
どーですかね🤔
今週日曜日誕生日の為、お話更新出来ませんすみません😭