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神話解説オーディーンの娘。別名ではフレイヤとも呼ばれています。
主神オーディーンの息子にして愛人バルドルの死を悲しみ後を追って死のうとした所を母親によって阻止されてしまいます。
しかしその際「もしバルドルの命を奪う者がいればそれがどんな者であろうと殺して欲しい」と願ったところ本当に命を奪いに来たロキと出会うものの、ロキがあまりにも美しい容姿をしていた為つい許してしまったと言われています。(なおその後ロキは彼女に惚れ込み求婚したが断られてしまう。ただしこれは照れ隠しという説もある)また彼女が初めて会った人間(つまり異性として見た最初の存在でもあった訳ですね)でもあり、彼女にとって特別な存在であったことも伺えるエピソードと言えるでしょう。(もっともこの時はまだ両思いではありませんでした)
彼女はその後、様々な試練を与えられて成長し、やがて運命の恋人となる巨人族の英雄フレースヴェルグと出会いますが……
「北欧神話入門」によれば、フレースヴェルグはかつて英雄ユミルを殺したと言われる伝説の鳥フレースベルグの事だそうです。しかし実際は北欧の人々の間では、むしろオーディンこそがフレースヴェルグだと信じられてきたとのことです。(諸説あり)。そのためオーディン=フレースヴェルグと呼ばれていましたが、時代が下るにつれオーディヌス→オリュンポス(ギリシア)→ヘルシング(ドイツ)と名前が変わっていったのだそうな。
ちなみにユミルは人間に殺されたわけではなく巨人の王であるヨルムンガンドに食い殺されてしまいます。そのことで怒った巨人族たちがユミルの血を吸い取り殺したという伝説が残っているとか……
つまりオーディンがフレースヴェルグと共に彼女を連れ去った理由のひとつはこの『呪いを解く為の手がかりを得る為』だったと考えられるわけだが……
なお作品中に登場する魔法の杖(魔導書?)の形状に関しては特に決めてはいない(そもそも杖自体あまり出番がない気がしないでもない)
また『魔女』というよりは『魔術師』『呪術師』の方が正しいかもしれない。
魔術は『悪魔との契約により得た力を使用する技術の総称』、『錬金術によって物質を変化させることで奇跡を起こす術式全般』を指す。
また『魔術は魔法より劣っているのか?』という問題に関してだが、『どちらとも言えない』というのが実情だと言えるだろう。なぜならどちらも等しく『科学では証明できない不思議な現象を引き起こす技術であることに変わりはないからだ』。ただし両者を単純に比較した場合、前者の方が後者よりも優れている場合が多い。何故なら後者は基本的に科学的な知識に基づいて行われるのに対し、前者は悪魔の契約など非科学的手法によるためだ(まあ当然といえば当然なのだが)
とはいえ両者の性質は似通っているもののまったく同じものではなくあくまで両者は違うものであるということは理解しなければならない。そのため混同してはならないのだ。例えば仮にどちらかが『神の領域に達した超常の力を扱う能力』だとしたらそれは間違いなく後者に該当するだろう また上記の理由からか『現代の人間にはまったく使えない』と設定されていることが多いようだ。その理由として考えられるものは、
.現代では悪魔と契約したところで現代人が使えるはずもなく、そんなことをしても無駄だから