あれから暫く時が経ちグルッペン様と知り合い約半年がたった…
半年が経った頃…グルッペン様が私のお店に来てある提案をして来た
雪名)身請けを…したい?
グルッペン)あぁ、お前の才能を見込んで城に来て欲しい
…嬉しい……話だ、でも…今の私からしたら…
雪名)……ごめんなさい……
苦痛でしかない…
グルッペン)何でだ?この店から離れたくない理由でもあるのか?それとも金の心配をしているのか?
雪名)いえ…私の問題……です
目を逸らしてそう言うとグルッペン様は「お前に問題があるのか?」とキョトンとした顔で聞いてきた
雪名)正確に言えば…気持ちの問題…ですかね…
グルッペン)気持ちの問題?
雪名)はい…身請け話を受けて……私に身請け話を持ちかけた人が他のお客さんに…その……何かされないか心配で…
グルッペン)俺達がそう簡単に死ぬとでも言いたいのか?
雪名)ち、違います!違うんですけど…その……心配で…
グルッペン)…安心しろ、お前が心配しなくとも俺らは強いから、それに……何かあればnakamu達にも助けを呼ぶ
雪名)です、けど…
グルッペン)……安心しろ、雪名
雪名)……分かり、ました…(いくら言っても無駄だなぁ…)
そのあと暫くし私はお城に向かった…
ゾム)ここやで
雪名)はわっ…すっごい大きい……
ゾム)大丈夫か?
雪名)い、一応…?
ゾム)そか笑ほれ、行くぞ
雪名)は、はい!
ゾム様の後ろをテチテチと着いていき総統室に向かいグルッペン様と改めてちゃんと対面した
グルッペン)悪いな、雪名わざわざ来て貰って
雪名)だ、大丈夫…です
グルッペン)さて……雪名、ほぼ問答無用で連れてきたが…平気か?色々と
雪名)??信用してますから怖くないですよ?
キョトンとしてその後えへへと笑うとグルッペン様はどこか安心したような顔をした
雪名)私……もしかして身請けされる前なんか心配掛けちゃいました?
ゾム)あぁ…まぁ、ちょっと……な
雪名)??
その後改めて皆さんに自己紹介をされゾムさんに連れられ私は一通り部屋を案内され…部屋の用意が間に合わなかった…と、言うわけで私はしばらく誰かさんの部屋に泊まることになったのだが……
雪名)( ◜ ࿀ ◝ )
ゾム)おいおいシャークんさんよぉなんであんたがここにおるんや?ん?
シャークん)nakamuが身請け祝いだつって連れてこられたんだよ
きりやん)ま、まぁまぁ……今日は泊まる…ことは無いよね?nakamu
nakamu)??わひゃんにゃーい!(間違って酒を飲んだ酒癖の悪い人)
きりやん)nakamu!?な、なんでお酒なんか…!!!( ゚д゚)ハッ!!!!しんぺい神さん!
しんぺい神)( ˙-˙ )プーイ
きりやん)戻ってきてぇ〜!!!
……お祭り…?
え、すごーい……ここの人達すごい酒癖悪い人達だ…
もうね…凄いの……さっき会話に上がったきりやんさん以外全員酔ってるもん…
雪名)(来る場所……間違えた…)
↑過去の自分を恨んでいる人
きんとき)きぃやぁーん!さけぇーー!!!
きりやん)ばっか!飲むなアホ!泊まり確定になるだろ!
スマイル)俺とお前がシラフなら平気だろ
きりやん)フラグを立てるなアホ!
雪名)……(もうヤダ…帰りたい……)
何故こうなったのか…私でもわからん
初めは……一応ちゃんとした私の部屋をどうするか……の、話だった…
でもそこに何故か酔っ払ってるnakamuさん突撃
nakamuさんはどんどんその手に持っている酒瓶(度数激高)を色んな人の口の中に突っ込ませ飲ませ酔わせして…
今現在!
雪名)…(もうコックさん達が忙しそうだよ……え、何?ほぼ毎日普段こうなの?私泣くよ?)
nakamu)けぇーきぃー!!!
コック)た、ただいま!
すっごい…自分の城じゃないのに自分の城みたいに振舞ってるよ……お酒の力ってすごーい…
雪名)……帰りたい…