君のいる町。

青「おじゃましま〜す」

今日はうるみやに頼まれて入院の荷物を取りに来た。

青「えっと…」

青「下着はここにって…」

青「きったな…ちゃんと洗濯物はたたまなきゃだめでしょ」

まったく。

活動に熱心なのはいいけど家の掃除ぐらいちゃんとしなよ。

こんこん

青「おはよ」

青「もうこんにちはの時間かな？」

橙「どっちでもええやろｗ」

青「持ってきたよ」

橙「ありがとな」

橙「メモに場所も書いとったんやけど分かった？」

青「分かったけど汚い」

橙「う”痛いとこ突くなや…」

青「うるみやん家掃除してきたよ…」

橙「ほんま？！ありがとなぁ」

昨日はあんなにへこたれてたのに今日はこんなにピンピンしてるふりしちゃって。

目が笑ってないんだよ。バレバレ。

青「メンバーには昨日伝えたよ」

橙「そうなん？なんて？」

青「心配してた」

青「大丈夫なのかって問い詰められちゃったよｗ」

橙「やっぱそうやんな…」

橙「ごめんな。迷惑かけてもて」

橙「デビューして1年も経っとらんのに」

青「しょうがないんじゃない？」

青「病気なんかどうしようもないんだから」

青「これまでを後悔するんじゃなくてさ、」

青「今からなにするかが大事なんじゃないの？」

橙「いっつもしゃるは俺が欲しい言葉全部拾って掛けてくれるよな」

青「そんなこと…」

青「うるみやのこと考えてたら意識しなくてもたくさん出てくるからねｗ」

コンコン

「失礼します」

橙「あぁ、どうも〜！」

「今日の検査の結果ですが…」

「微妙ですね」

橙「ん？？？」

「このまま入院しているのが一番安全ではあるんですが自宅療養も可能です」

橙「そうですか…」

「一人暮らしの場合はいつ容態があっかしてしまうかわからないので危険ではあるのですが…」

橙「それなら入いｎ」

青「家来れば？」