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翌日。
昼休み、ひろが倉庫の棚を整理していると、恒がコンビニ袋を持って入ってきた。
「今日はちゃんと食べるよ。」
ひろは、振り返らずに言った。
「……何買ったの?」
「おにぎりと、味噌汁と、からあげ棒。」
「バランスは微妙だけど、まあ合格。」
恒は、笑いながら椅子に座った。
「昨日、ちょっと反省した。
ひろに怒られるの、けっこう効く。」
ひろは、手を止めた。
「……そう。」
恒は、何も言わずに食べ始めた。
ひろは、その様子をちらっと見てから、また棚に向き直った。