自分より年下の子の背中を必死でに追ってる姿はなんと惨めなことか
今の僕はその子の後ろをひょこひょこついて行くことしか出来なかった
少し歩いたら高台に建つ一軒の家が見えた
家も大きいが何より敷地が広かった
女の子は体力がないのか家に着いた時にはヘトヘトだった
家の中に入ると散乱したものと静寂が混ざった空間があった
外観との温度差で鳥肌が立った
「あの、両親は?
「この家には私だけしか住んでないんだ
僕は間違った選択をしたのかもしれない
一気に不安を感じさせる女の子の目はまるで僕を地獄に引きずり込もうとしていた
なにか面倒事に巻き込まれるのか、厄介なことが起こるのか
僕には想像することしかできなかった
「私の事まず知るところから始めない?うちのものは自由に触っていいから自分で私について調べてみてよ!!
その時の僕はあぁ、そっかと何故か納得したでも今考えてみればめちゃくちゃだ
僕は間違った選択をしたのかもしれない
僕は騙されているのかもしれない
でも何故かこの子になら騙されていいと思った
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