テラーノベル
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数日後、病院の帰り道
――――――――――
Side🐤
うわ、遅くなった…
病院の混み具合ヤバかったからな
辺り一面は既に薄暗い。
チャラン
金属音が耳に響く。
ふと振り返ると
何かが落ちていることに気がついた。これ、
「イヤリング…?」
橙、紫、黄色の真珠にピンク色のタッセルがついた鮮やかな色合い。
なんか、懐かしいような…?
視線をさらに遠くへ送ると、ウェーブの茶髪を背中まで伸ばした女の人がいた。
「あの、これ落としませんでしたか?」
その人は振り向いて、金色の瞳と視線がかち合う。
「あっこれ私の――、ッッ!!」
あれ、突然うつむいてしまった。
……?
「ありがとうございます!!危なかったぁ。」
!?!?手を握られそのままブンブンと上下に振られる。突然のことに混乱が隠せない。
パアとまぶしいほどの笑顔でこれ私の宝物なんですと語った彼女はその後、深々とお辞儀をして去っていった。
嵐のような人ってこういう人のこと(?)
でも、
「“宝物”かぁ…」
それなら、拾って良かった。
ブーブー
「うわっ!?」
スマホの通話画面には
『いむ』と表示されている
ピッ「もしもし」
『おーい、ヒカリ?今日はどうだった』
「経過としては順調とのことです。」
『そっか、良かったな!っていうか今どこ?』
「〇〇駅の近くです。」
『あ、じゃあ迎えに行くよ!暗いし、』
「ホントですか?ありがとうござ」
ん、いや…
「やっぱりいむさんは部屋の掃除頑張っといてください。」
『ヴッ掃除ぃ』
嫌だぁあ!今日ずっとやってるもん!!!
「帰ったら手伝いますから。じゃあ」
プツン
『嫌だぁあ』とか『もん』とか子供か!!
それにしても、
いむって本名なんかな…?
ん。でも
そうにしても違うにしても、
多分そう呼んでほしいってことだろうから。
いつでも人には人の事情があるんだ
俺にも、あの人にも。
―――
―――――
Side👾
『帰ったら手伝います。じゃあ』
「ちょっ、」
プツン
いや容赦ねぇ!!くっそぉ
「掃除下手ってどうすれば克服できるんだよっっ(泣)」
ブーブー
ブーブー
「またヒカリから?なんだろ、」
「ッッ!」
着信画面に表示されたのは
『ぷちぷち』の4文字
ブーブー
ブーブー
ブーブー
「…………」
プツン
「……ごめん。」
#ご本人様には関係❌
Yori
144
うみ👾
771
#ゴッキー
羊🐏
313
#ぽん太
羊🐏
8
コメント
3件
あ、読み終わった!第9話か…病院帰りのヒカリと、いむさんの日常がほっこりするね。「宝物」って言葉にヒカリの優しさが詰まってる感じがしたわ。 で、ラストのいむさんが『ぷちぷち』からの着信に出ないところ…なんか嫌な予感するんだけど!?あの人の事情、結構重そうだなぁ。続きが気になる…