テラーノベル
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数日後───
俺はクラスでできた友達、新崎新と話していた。
「おい優、女神様ってすごいよな」
新の視線を追うと優桜の方を向いていた。
「あっそ」
「優お前本当に女神様に興味ないよな」
そんな彼女はと言うと成績優秀、運動神経バツグンでいつからか「女神様」なんて敬称がついた。
その日の放課後───
バケツをひっくり返したような雨が降っていた。
俺の傘を叩く雨音がうるさい中、俺はいつもの帰路をなぞっていた。
いつもの公園の前を通り過ぎようとした時、
公園の中に人影を見つけた。
近づいてみると、そこには何故かビショビショになった女神様改め椎名 優桜がいた。
やっぱり、雨に濡れてても輝きが燻むわけじゃないんだなと思った。
これこそ、水も滴るいい女ってやつだな。
そんな女神様を放っておくわけにもいかず声をかけた。
「おい、そこで何してんだよ」
「っ 優!なんでいるの!」
「風邪引くだろ女神様」
俺はそう言って優桜に傘を渡して、濡れないように帰った。
その時背後から声が聞こえたが無視した。
翌日───
俺は風邪を引いた。
まあ女神様に傘を貸して濡れて帰ったんだから当たり前か。
「だるいけど学校行くか」
学校へ行くとやはり優桜の周りは人で溢れかえっていた。
俺はいつも通り無視して自分の席に着くと新が
「顔赤いけどお前熱でもあんのか?」
「多分ね」
「昨日の雨か。でもお前傘持ってたよな」
「ああ。でも人に貸した」
「誰に貸したんだよ」
「迷子の子に」
(そういやあいつ迷子みたいな顔してたな。)
「お前本当にお人好しだな」
そんなやりとりをしてるとHR開始のチャイムがなった。
♢♢♢♢
六限目終了のチャイムが鳴って、少し気が抜けた。
だからか少しふらついたがすぐに体勢を整え、気を引き締めた。
「あぁ、やっと授業終わった。帰るか」
俺が家の近くに来た時
(あれなんか家の前にいるな)
その人影は俺に気づくと、近づいてきた
「優、傘返しに来た」
「いいって」
「私が気にするの」
「だからいいって」
「返すったら返すの!」
コメント
1件
真昼さん、第2話読みました〜!🌸 もうね、優くんの「水も滴るいい女」って心の中でのツッコミに笑ったし、風邪引いてまで傘貸すとか健気すぎるでしょ😭♥️ しかも「迷子の子に貸した」って誤魔化すところ、最高に男の子って感じでキュンときた……! 女神様の方も「返すったら返すの!」って意地っ張りなところ、めっちゃ可愛い〜!次、家まで来てどうなるのか気になりすぎます💕 続き楽しみにしてますね〜!