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俺ら、6人は一緒に暮らしているいつものように”王様ゲーム”を始めた。
けど……
今日の王様ゲームは何かが違った。
1回戦
『おっ、俺が王様や!』
小島くんがニヤリと笑って命令を下す。
『3番の人が、5番の膝の上に10分座る!』
《俺、5番!3番、誰なん?》
正門くんがニヤニヤしながら自分の膝をポンポン叩く。
みんなの視線が一気に俺に突き刺さった。
俺が3番だった……。
「……ホンマにやらなアカンの?」
『王様の言うことは絶対にやで、晶哉!』
正門くんの膝がすぐそこにある。
仕方なくゆっくり腰を下ろすと、太ももの熱がズボン越しに伝わってきて、ドキッとした。
《晶哉めっちゃ可愛いな~。軽いし、ええ匂いするわ……》
「ちょ、近いって……恥ずかしいやん……」
顔が熱い。
耳まで真っ赤になってるのが自分でも分かる。
その後もゲームは続いた。
膝の上で抱きしめられたり、耳元で囁かれたり……
だんだん空気が甘く、重くなっていく。