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Reverse

11 - 一緒に

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2025年10月11日

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紗流炉side

うるから呼び出された。家に来て欲しいと。 …真面目な話らしい。

正直、仲良くなるのは早かったけど真面目な話は一回もしたことがない。というのもまずそもそもお互いにしたくないタイプだった。

「ごめんなぁ急に来てもろて💦」

「全然いいよw暇だったし!」

…苦しそうな笑顔。この顔を見るとこっちまで心が痛くなる

「どうしたの?」

うるの顔から笑顔が消える。…なんだ、そんな顔できんじゃん

「…アイドルしたいんよ。」

アイドル…か

諦めたのにいまだに引きずって…何年目だろう。うるはもう一度目指すって決めてすごいよ。

「いいじゃん!応援してるよ?」

目を見開いてから少し気まずそうにする

「うるみやの笑顔は偽物なんよ…w 」

「うん。」

知ってるとは言わない。君の偽の笑顔を見抜けるのは…多分私だけだしね

「すっごい自己中なこと言うな?」

手を握ってくる

…短時間でも本当にいい子だって分かったし私にとって大切な子だから。 自己中なことでもいい。うるがアイドルをやって楽しむためなら私はなんでも…

「一緒にアイドルやらへん?」

「え、?」

思わず声がでる。

「いや、私は人を笑顔にすることも誰かを助けることもできないし…」

「うちはしゃると一緒にいたら自然と笑顔になれたで?」

「ッ!」

思わず言葉が詰まる。気を遣っていたわけではない。けど、うるの笑顔を見るのが堪らなく好きで、それを見るたびに嬉しかった。無意識のうちに笑顔にしてたのか…

「誰かを助けられなくてもいいし笑顔にしなくてもいい。うちの隣にしゃるがおって。」

真剣な目で見つめられる。これを言うために呼んだのか…

「君に出会えて嬉しいよ。なんてかっこいいこと言えへんけどww」

クスッと笑う彼女が愛おしくて守りたくて…ずっとこのままでいてほしくて。

「…わかった。」

うるの手を握り返す。立ち上がってうるを見つめる

黒がところどころ入ったらオレンジ色の二つ結びのサラサラな髪、少し固められた前髪、軽くメイクをしてある目、カラコン越しでもわかる綺麗な瞳、真剣な表情。

…私のためにこんなに本気な表情になってくれてるのが嬉しくて。恩返しなんてしても仕切れなくて。

「私が君を照らす光になる」

無意識に笑う。目の前今までに見たことのないほど綺麗な笑顔のうるがいて、その瞳の中には笑っている自分の顔が写っていた

そして2人同時に口が開く

「「グループ、組もう」」



読んでいただきありがとうございます!

どもども星音です!

次回はとある方にスポットライトが当たります!あの方がまだなのに自然すぎて見えてない人もいるかもですね🤭

そして題名!PolaRisで同じ題名の回があったと思うんですが…共通点分かりますかね?

それでは!また次回!

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