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投稿頻度落ちるのだ…

中3、辛いよ、

いつも見て呉れてる人達!本当に有難う!


では続き!













___太宰。

「もう良いな、太宰、」

「うん…」

もう、取り返しがつかない。

私の失態だった。

戻るのは不可能。

いや、厳密に言えば可能ではあるのだが、

其れでは今度は探偵社に危険が向く。


…曖昧にしか覚えてないけど、

「君はまるで犬だねぇ、」

行為中に森さんに言われた。

此れだけははっきり覚えている。

無意識に、本能の儘に腰を振る雄犬。

そりゃあ、認めたくはない。

薬のせいだと言い聞かせる。でも、ほんの少しの本心。

「気持ち良い」と、感じた自分がいた気がする。


「…ぃ、だざい、」

「太宰!」

「っ?!」

「如何したんだ、考え込んで」

「ぁ、いや…」

「もう諦めろ、」

「…え、」

何故分かったのか、こんな状態でも尚、探偵社の身を案じているのを。

「未だ探偵社の事考えてんのかァ?」

「…ッ、」

「太宰君、」

「うっ、」

「もう諦め給え」

「…、」

森さん。

絶対的な支配者。主人。

思ってもいないのに、そんな言葉が頭に浮かぶ。

「もう君は私のモノだからね」

「ん…」

「あ、そうだ」

「太宰君、腕出して、」

「え、」

「太宰、」

「嫌、ですよ…?」

「五月蝿え、」

中也が無理矢理私の腕を掴んだ。

「痛いっ、」

「黙れ」

森さんが注射針を近付けてくる。

「やっ、やだっ!」

「はいはい、大丈夫、痛くないからね、」

まるで幼児をあやす様な猫撫で声。

気味が悪い。

前の私なら、そう思っていたと思う。

でも何故か、そう感じなかった。

「…よし、終わりだよ、」

「…っ、」

「、太宰?」

「中也君、大丈夫だよ」

「此れ、即効性のやつだからね」

「?」

「昨日とおんなじ薬」




___中也。

首領は何もおかしい事は言っていないとでも言う風にさらりと言い放った。

「太宰君は確かに薬で飼い慣らす事は出来るよ?」

「でもね、其れは表面上の変化でしかないのだよ」

「、つまり、」

「うん、太宰君に薬を使わなくても良い位に従順にさせる」

「…成程」

「人間はね、体に叩き込むのが一番の躾なんだよ」

「薬は其れの援助ってだけだからね、」

「同感ですね、」

「又、手伝ってくれるね、中也君?」

「勿論です、首領」

「…ゃ、ちゅうやぁ、」

「?」

「おや、もう効果が出て来た様だね、流石だ」

「また、あれやって?♡」

太宰は蕩けた表情で俺を見つめてくる。

「ねぇ、もりさんもぉ、♡」

「はいはい、」


そういや、此奴に死んだ友人がいたか、みてえな話を聞いたな。

織田作之助、っつったか。

四年前だったか、あのミミックとか言う敵組織の長とやったんだっけな。

其奴、死に際にどうやら太宰に遺言を残したと、誰かから聞いた。

気付かれない様、部下が密かに聞き耳を立てていたのだろう。

其奴は最期、

「人を救う側になれ」

と言ったらしい。


…太宰、手前は其の約束を果たせなかった。

こんな失態を犯すのには、正直失望した。

だが、又ポートマフィアで動くのなら、其れも別に如何でも良いと思えた。




「ちゅうや、♡」

「ねえ、焦らさないでよっ、♡」

息を切らし乍ら俺を見る。

「だそうだよ、中也君?」

「…嗚呼、だから手前もそんな顔すんなよっ、♡」

俺はこれから太宰を忠実な犬にしようと思う。














終わり!本当に終わり!

最終回でした!

お疲れ様!そして待たせて御免!

❤️は指定はしない!

好きなだけ押しt((

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