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高橋 side
楽しく謙杜とゲームをしてると、
急に、「 どっかーん 」と雷が鳴った。
慌てて謙杜の方を向くと、
やっぱり苦しそうに呼吸をしている。
恭「 謙杜、大丈夫やで。 」
謙「 たかぁしく…ぐず、…こほっ…ひゅ、 」
恭「 ゆっくり息しよな。大丈夫やから。 」
謙「 ぐすっ…はぁっ…けほけほ…ッ、 」
恭「 俺の真似してな。すーはー… 」
謙「 す…はー…けほっ…ひゅっ…はぁっ、 」
恭「 出来とるよ。そのまま続けてな。 」
謙「 すー…けほっ…はー…けほ、… 」
恭「 もう苦しくない? 」
謙「 うん…ごめん、ありがとう。 」
恭「 大丈夫やで。 」
長尾 side
楽しく高橋くんとゲームしてたのに、
その空間を地獄の空間にする雷。
俺は過呼吸を起こしてもて、でも、
優しい高橋くんは、
俺にずっと声を掛けてくれて頼もしかった。
高橋くんのおかげで過呼吸も収まった。
その後も雷が鳴ることがあって、
謙「 たかぁしく…こわい、…ッ、 」
恭「 大丈夫大丈夫、音楽聞く? 」
なんて俺がなるべく怖がらないようにと、
色々提案してくれて、頼もしかった。
いつもはバカでナルシストな高橋くんやけど
今日の高橋くんはお兄ちゃんしてくれて、
めっちゃ頼もしかったで?