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テストを終わらせた後、急いで私服に着替え、スマホを持って公園に向かった。
案の定、そこには完璧にブチギレたノートンがいらっしゃいました。
ひえー。
ただし事情を伝えると収まりました。
「・・・てか授業中に先生補習ってちゃんと言ってたよね?聞いてなかった?」
「・・・・言ってたん?」
「うん」
「え、ほんと?」
「ほんと。」
「・・・・へぇぇぇ〜。」
お前・・・聞いてなかったな?
「ん・・・[居眠りだめですよ?]」
「うぇっ、バレてた?」
「[バレたも何も・・・僕はあなたの真横の席です・・・嫌でもわかります・・・]」
お前寝てたんか。
よし、居眠りが見つかったら一緒に補習しような。
「どうする?ここでやるのかい?」
「うーん、、、」
「じゃあ僕んち来る?近いし」
なんとなく言ってみた。多分却下されるだろう。そう思っていた。
「いいねそれ」
「え?」
なんやかんやで家に行くことになった。
一応妹にLI●Eは入れておいたけれど・・・
「・・・ここだよ」
「ちょっと待ってください僕の家真隣なんですけど」
「ビクターお隣さん?・・・ふーん。よろしく。」
「[よろしくお願いします!]」
「・・・じゃあ。」
僕はドアを開けた。
「お兄ちゃんおかえり〜・・・・って、うぇええええ!!!???」
玄関に入ったと思ったらいきなり叫ばれる。
声がデカすぎて、思わず目を瞑る。
「・・・なんだよエラ・・・」
「だだだ、だってだって!!!お兄ちゃん友達連れてきたこと一度もないから!!友達居ないのかと・・・(とっても失礼)」
「・・・友達くらい僕だって居るよ・・・」
「・・・ごめん」
「いいけど・・・」
「私達は何を見せられているんだい?」
「シスコン?」
「は?違うし!!!!」
「違うですよ!!お兄ちゃんはむしろ普段もっと素っ気ないです!!土日とか長期の休みは確実に部屋から出てきませんし!!」
「何・・・?引きこもり・・・?・・・僕と同類?」
ちがうし
「絵ぇ描いてるだけだからな?」
「じゃあせめてご飯位は食べに出てきてよ」
以下、似たような論争が繰り返されたため、略。
「ワルデン兄妹。」
「「はい」」
「私達を兄弟喧嘩に巻き込まないでくれ給え。」
「「はい。すいませんでした。」」
「善し、それじゃあ行こうか」
「んー」
「[はい!]」
《2F-エドガーの部屋》
「お邪魔しまーす♪」
「ん[きれいなお部屋ですね]」
「わ、、、なにこれ、、、って、画材?大量だな・・・」
「陽キャの部屋・・・」
「アンドルー、地味に引きながら言わないで」
「紅茶です」
「ああ、ありがとうね」
「いえいえ。お兄ちゃんが友だちを連れてくるなんて初めてなので、気合い入れてますので!」
お前なぁ、、、、
「お前はいちいちそれを言わないと気がすまないのか・・・・?(怒)」
「ひょっ、、、すみません。」
「大体な、、、僕だって友人くらい、、、」
またまた始まりかけた兄弟喧嘩を仲裁するかのようにノートンが言う。
「だべってても時間過ぎるだけだし、始める?」
「[そうしましょうか]」
なにか思いついた顔をしてからルカがエラに聞く。
「あ、君もやるかい?」
「いいんですか?じゃあ私はさっき焼き終わったクッキー完成させたら来ます!」
「クッキーなんていつ焼いてたの!?いつのまに!?準備早すぎない!?」
到底焼けるような時間は経っていないので、驚いた。
「火力を最大にしたら焼ける( ̄ー ̄)bグッ!」
「お前こういうとこ器用だよな…」
焦げないタイミングで火を止めて取り出す、、、、天才かな
「さ、はじめるか」
次の試合のマップを決めている時、ドアが開いた音がした。
「え?不審者?」
「ノートンくん、流石にそれは違うと思うよ」
「多分この時間帯なら母です。あ、呼んでこよーっと」
「ちょま」
バタンと部屋のドアが閉まる。
「絶ッッ対からかわれる、、、、」
「どんまい、、、」
「[あれ、、、なんか音が、、、]」
するとドドド(?)という足音がした。
止んだかとおもうと、部屋のドアがバン!!と開け放たれた。
「ホントだわ!!」
「でしょう!?もう、、、お母さん全く信じてくれないんだから!」
「ごめんねエラぁ〜」
ドア前できゃあきゃあと騒ぐ家の女子軍。
「・・・さわがし。」
「だってエドガーが家に友達連れて来るの初めてなんだもの・・・!!!やっぱり友達いたのね!!エラ、あの時の賭け、母さんの勝ちよ」
「あ、忘れてた、、、くぅ〜、負けた!」
「お兄ちゃんでなんて賭けしてんだよ」
「[僕らはここに居ないことになったんでしょうか・・・?]」
「大丈夫だよ、ビクターくん。目線はたまに私達のところを彷徨っている。」
「よく見てんなお前・・・」
「んんん。改めまして、僕の母さんです。」
「母で〜す★」
「母さん、左から、同じクラスでお隣さんのビクター」
「あら、お隣さんなのね?よろしくね。」
「ん![よろしくお願いします!]」
「科学の授業の時確実に感電する事でおなじみの発明バカ、ルカ」
「・・・体は、、、大丈夫かしら。やけどとか、、、、」
若干引いている母さん。
「大丈夫です✨(凛々しい笑み)」
「そ、、、そうなのね。よろしくね」
ルカは頷いた。
「で、科学の実験に使う磁石を売ろうとしたけど実験に失敗してぶっ壊した人、ノートン」
「その説明文どうにかなんない?」
「事実を述べたまで」
「ドライだな・・・」
「ふふ。よろしくね。学校の備品売っちゃ駄目よ?」
「・・・はーい」
あ、これぜったい流したな。
売る気満々やんけ。
「まあ、さいご。」
「母さんたちが凸しに来た瞬間何かを感知したのか部屋の隅っこで小さくなってちょっと震えてるアンドルー」
「「「「「え?」」」」」
「え?気づかなかったの?」
「[ずっと後ろにいるとばかり・・・]」
「私は・・・居ないなぁとは思ってたけど・・・帰ったのかと・・・」
「ま・・・まあ、よろしくね?」
後ろの方で体育座りをしているアンドルーが頷いた・・・気がする。
そういうことにする。