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我慢…?僕はベリアンに何か我儘を言っただろうか
いやそもそも私たちと言っていたから
不満があるのは全員なのだろうか…?
というか何を我慢していたんだ?
疑問が頭を飛び交う中、そんな僕を置いて
ベリアンは僕の手を優しく握り
手の甲にそっと接吻をした
〚 クライアン…ッ!? 〛
頬が赤く染まるのを感じる
熱が伝わる、嗚呼これは照れている
けど、なぜこんなことをしたのか意味が分からない
そんな焦りに焦る僕に向かってベリアンは言った
『 私は…、男性に心を奪われたのかと思い、此処最近戸惑っていました… 』
『 けど、私は主様は女性で、先日まで 血迷っていたのが今になって少し笑えてきました 』
全く状況が把握できない、
心を奪われる?血迷い?ベリアンは今、
僕に何を伝えようとしている?
『 私は主様が好きです、主としてじゃなく…一人の女性として 』
〚 ぇ…ちょっと待…ッ 〛
今…僕はベリアンに何を言われた?
一人の女性として好きだ?
告白?主従関係である僕たちが…、?
そもそもそんなの彼には関係ないのかもしれない
『 …主様はいきなりそう言われてもはいと言えないと思います 』
『 なので、出来るだけこちらに振り向いてもらうよう努力しますね 』
ふふと微笑むようにこちらを見るベリアン
ドッキリだとしたら流石に性格が悪いし
本当だとしても受け入れられない
いきなり言われて、意識しないわけないでしょ…
〚 良い頭してるよ…本当に‥、、 〛
ベリアンが去ったあと、顔を隠して
小さく静かに呟いた
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