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『俺たち別れるしかないんだよ。』これは貴方が私に対して初めて意見を示した時の言葉だ。今までは私に任せっきりでなんにもしてくれなかったのに。どうしてその言葉を言ってきたのだろう。そう考えるまでに何故話を、相談をしてくれなかったのだろう。考えるだけで頭が痛い。
スマホの通知が鳴った。彼からだった。『昨日の話の続きがしたい。』夢じゃなかった。きっと朝が来れば忘れてくれているなんて私の甘い妄想だった。きっと話の続きをしてしまったらこの関係は終わってしまう。分かっているからこそ、終わりたくないからこそLINEの返信を後回しにしてしまう。このまま後回しにすればするほど自分も辛くなってしまうのに。貴方の心も離れていってしまうのに。分かっている。分かっているのに行動できない。こんな自分がずっと嫌いだった。彼からのLINEが来て3時間がたった時、私はLINEを返した。「分かった。」すぐに返信は来た。『ありがとう。早速で悪いけど、別れよう。』視界が狭くなった。吐き気もする。ちゃんと向き合わないといけないのに。震える手で返信をした。「うん、、、ごめんね」『なんで謝るの?』「ずっと返信してなかったから。」『別に大丈夫だよ!』今はその「!」が痛かった。いつもなら、嬉しいはずなのに。刺さるように痛かった。「ねぇ、どこがダメだったか聞いてもいい?」既読ついた。でも、5分待っても10分経っても返ってこなかった。
『どこがダメっていうか、合わなくて一緒にいるのがだるくなった。そうやって聞いてくるの所もちょっと嫌かも。』1時間経ってから返ってきた返信はこれだった。彼と過ごしてきた時間はいったいなんだったんだろう。面倒な女にはなりたくない。だけど、手放したくないしそばに居たい。どうして叶わなくなってしまったんだろう。その日は結局返信することは出来なかった。