ーー桃の家ーーー
桃「ただいま」
母「おかえりなさい!」
桃「風呂先に入るね」
母「分かったわ」
桃「……」
あぶねぇ……セーター着てて良かったぁ
桃「お風呂か、しみるだろうな」
ポチャン
桃「んっ……ちょっとしみる……」
手当てどうしようかな……まっいっか
どうせ明日もやられるし……
母「桃ー?夜ご飯できたから早く出なさい?」
桃「はーい!」
ふぅ……出るか
母「その顔どうしたの?」
桃「ん?あー、貴族の高校って凄くてさ!学校まだ慣れてないから見て回ろうとしてポケーっとしながら歩いてたら壁に顔面強打!」
母「大丈夫なの?」
桃「大丈夫、すぐ治るよ」
普通にしないと……
母「大丈夫ならいいのだけど……」
桃「湿布貼っとけば治るって」
母「そう……」
桃「心配しないで、学校も上手くやってるから」
母「ほんとに?」
桃「ほんと、貴族でも気軽な奴らがいてさ!普通の学校とあまり変わらないよ、周りが豪華すぎるってだけで」
母「そう、良かった」
桃「うん、心配しないで」
母さん…普通って言っておけば大丈夫だなからな……
普通に過ごして、普通に生きられればいいけど……
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