テラーノベル
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文化祭当日。そして、演劇の直前。
松野君達演者はセリフの最終確認をしている。
高校の出し物にしては頑張った方だと思う。
「皆、全力で楽しんで、全力で楽しませよう。」
部長がそう言うと「はい。」と皆が返事をする。
私たちにとっては最後の文化祭。
自然と着いて行きたいと思える
部長で良かったと改めて思う。
「松野君、頑張ろうね。」
それだけ言って、私は自分の持ち場に移動する。
松野君は覚悟を決めた様な、輝いて見えた。
松野カラ松。世にも珍しい六つ子の次男。
そして、私の友達で、憧れの演者だ。
自分に自信がなく、気にしていたが
今は少しだけ眩しく見えた。
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