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桃夢 ㄘぃ
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1件
お疲れさまです、第7話読了しました……! あなたが「気にしない」って笑えば笑うほど、胸がぎゅっとなりました。たっつんの方も静かに気づき始めている描写が切なくて。お互いを思うほどすれ違っていく感じ、すごくリアルでした。特に「本当は『助けて』って言いたかった」の一文にやられました。こんなに優しいのに一人で抱え込んでしまうあなたの心情が丁寧で、続きが気になります。 更新楽しみにしてますね🌷
1話から少し前のお話になってます。
通知はたくさん来ていた。
応援の言葉。
可愛いってコメント。
楽しかったって感想。
でも、その中に混ざる数件の悪意。
『消えれば?』
『たっつんに近づくな』
『どうせ目立ちたいだけ』
一瞬だけ息が止まる。
でもすぐに画面を閉じて、あなたは小さく笑った。
「……気にしない、気にしない」
そう呟いてみる。
本当はちょっと痛い。
でも、たっつんには知られたくなかった。
だって、たっつんは優しいから。
知ったら絶対心配する。
だからあなたは、何事もない顔を覚えた。
―――――
「おーい」
急に肩を組まれる。
「うわ、びっくりした!」
振り向くと、たっつんがいつものニヤッとした顔で立っていた。
「何ぼーっとしとんねん」
「してないし!」
「してたやろ絶対」
たっつんは笑いながらあなたの顔を覗き込む。
「疲れとる?」
その一言に、胸がひやっとした。
気づかれたかと思った。
でもあなたはすぐ笑う。
「全然!」
「……ならええけど」
たっつんは少しだけ不思議そうな顔をしたものの、それ以上は聞かなかった。
あなたは心の中でほっと息を吐く。
“よかった。バレてない”
そう思った。
でも本当は。
たっつんは少し前から気づき始めていた。
―――――
前よりスマホを見る時間が減ったこと。
通知が来るたび、少しだけ表情が曇ること。
「大丈夫」って笑う回数が増えたこと。
でも決定的な理由が分からない。
だから“疲れてるだけかな”と思っていた。
ある日も。
「なぁ、最近無理しすぎちゃう?」
たっつんがジュースを渡しながら聞いてくる。
あなたは受け取りながら笑った。
「してないって〜」
「ほんまに?」
「うん!」
その笑顔が、ちょっと頑張りすぎてることに。
たっつんは気づいていた。
でも。
あなたが隠したいなら、無理に聞くのも違う気がして。
「……ならええけど」
そう返すしかできなかった。
―――――
夜。
部屋で一人になった瞬間、あなたはベッドへ倒れ込む。
昼間は平気なふりできる。
でも一人になると駄目だった。
スマホを開く。
また増えている言葉。
『嫌われてるの気づいてないの?』
目の奥が熱くなる。
でも泣く前に、あなたは急いで画面を閉じた。
「……泣いたらだめ」
ぽつりと呟く。
たっつんの顔が浮かぶ。
優しく笑う顔。
頭を撫でてくれる手。
「大丈夫?」って聞いてくれる声。
だからこそ、知られたくなかった。
こんなことで弱ってるなんて思われたくない。
迷惑かけたくない。
でも。
本当は。
『助けて』って言いたかった。
その言葉を飲み込んで、あなたは一人で膝を抱えた。
そして次の日もまた、笑顔を作る。
たっつんに心配されないように。
“いつも通り”でいるために。