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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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リクエストのしろまちとりちょはち!


💚side

彼との約束通り、鳥居のところで待つ。

💚(浴衣…変じゃないかな)

少し背伸びをして、薄緑色の綺麗な浴衣を買ったのだ。もちろん、この日のためだけのものだが、やはり背に腹はかえられぬ。髪もいつものウルフと違い、低い位置にお団子をしてみた。

何故こんなにもキメているのかって?


💙「ごめん!遅れた。待たせたでしょ?なんか奢るわ」

💚「んーん!全然待ってないよ!だからだいじょーぶ!」

そう、今日はせんせーとのデートだ。でも、今日はいつものデートと少し違う。もちろん、夏祭りデートというのもあるがもう1つ。

それは…


🩷「ちょっとせんせー遅すぎない?」

💜「まちこ彼女のこと待たせちゃダメだよせんせー!!」

今日のデートはりぃちょと18もいるのだ。2人もカップルで、せっかくデートに行くなら2人も行くことになったのだ。

💚「まぁまぁ笑それより早く行こー!」

そう言うとせんせーと私、18とりぃちょが手を繋いで歩く。

💜「あ!私りんご飴食べた〜い」

🩷「買ってあげるよー」

💜「いやいや!!さすがに申し訳ないよっ💦」

🩷「いいよいいよ。少しくらい甘えて」

💜「ふっ笑『甘えすぎじゃない?』」

🩷「うるさいうるさい!!」


💚「はははっ笑」

2人はとても仲がいい。少し羨ましかったりするし、18を取られた気持ちも少しあるが、彼氏が出来たからって18と遊べなくなる訳ではないし、彼氏も私が知っている人だから安心できる。

💙「まちこちゃんも食べたいのあったら言ってな」

💚「そしたらわたあめとりんご飴とチョコバナナと焼きそば、たこ焼きに〜」

💙「すまん。俺の言い方があれやったわ。まちこがそんなに食い意地張ってると思わんかったわ」

💚「いや、冗談だから!!なにガチトーンで返してんの!!」

まぁ、私たちは私たちでコントを繰り広げている。このせんせーとの安心感は、他の時間には変えられない、暖かさがあり、自然と顔がニヤついた。




ひと通り屋台を見終え、私たちは花火を見るために移動をしていた。

人も多く全然動けないまま立ち往生をしている状態だ。

💙「人やばいな…」

🩷「じゅうはち手握っといて」

💜「うん。まちこ大丈夫?」

💚「大丈夫…ってわぁ!!」

💙「まちこ!?」

私のバックに通行人のキーホルダーが絡まってしまったのだ。

💚「っせんせー!」

気付いた時にはせんせーと手が離れていて、みんなの姿は見えなくなっていた。




💚「はぁ…」

せんせー達と離れて5分が経ったくらいだろうか。私は心寂しく、屋台から少し外れたベンチに座っている。

💚「せっかく楽しみにしてたのに、この有様か…」

💚(なんか笑えてくる…)

MOB「ねーおねーさん」

💚「っわあ!誰…ですか?」

MOB「反応可愛いね笑君1人?もし良かったら一緒に花火見よーよ」

と言われ、手を掴まれた。

どうやら変なのに絡まれてしまった。早々に引き上げたいが、人も多く逃げようにも逃げられない。

💚「あの…やめてくださいっ」

MOB「別にいーじゃん笑ほらほら!行こーよ笑」

こいつっ…話聞かないタイプかよ!どう抵抗しようと、向こうの方が力も体格もこちらよりいい。手を解こうにも解けない。

💚「あのっ!ほんとにやめ」

💙「嫌がってんの見えへん?馬鹿なことはやめーや」

💚「っせんせー!!」

MOB「は?誰だよお前。俺は今からこの子と遊ぶから」

💙「いや、この子は俺の“彼女”だから。」

「お前の出る幕なんてないから、さっさと散れ」

MOB「チッ」

そう言ってナンパ野郎は駆け足で去っていった。


💙「っまちこ!大丈夫だったか?変なことされとらんか?」

💚「うん。大丈夫…せんせーほんとにありがとう」

💙「せやな。りぃちょと18にも連絡せな」

2人には迷惑かけたなぁ。後でちゃんと謝んなきゃ。そんなことを考えていると


ヒューーーーーー            ドカーーン!!


💚「わぁっ!」

💙「……っすご!」

綺麗な花が空に光った。

💚「ここ、すごく綺麗に見えるね」

💙「せやな。」


りぃちょ、18ごめんね。でももう少し



             『このままがいいな』










💜side

💜「まちこ大丈夫かな…」

🩷「まぁ、せんせーも向かったし大丈夫じゃないかな。」

💜「そうだといいけど…」

🩷「まちこり達がいつ帰ってきても大丈夫なように、早く花火会場に行かなきゃね」

💜「うん…そうしよっか」

まちこと離れたあと、せんせーは「俺まちこのこと探すから2人ははぐれんなよ!」といいまちこの事を探しに行ったのだ。

人混みをかき分け、なんとか会場まで着いた。

🩷「こっちの方人少ないからこっちにしよー」

💜「そうだねっ」

MOB「Heyお姉さん?少しお話しようよ」

🩷「っは?」

💜「…!?」

え、私ナンパされた?彼氏横に連れてるのに??

MOB「あれ?もしかして弟くん・ ・ ・かな?お姉さんと来てるのかな?」

りぃちょがまさかの弟扱いだったとは…それにりぃちょは何も言わないがキレているのが伝わる。

🩷「……」

MOB「ちょっとお姉さんを借りてもいーい?」

🩷「違うから」

MOB「は?」

🩷「弟じゃなくて、“彼氏”だから」

💜「…っ///」

それは反則でしょ///

MOB「…だるっ」

🩷「って事で負け犬のおじさん!どっか行っとけばーか」

そう言われ、顔を真っ赤にしたナンパ師はまた違う人に声をかけに行ったようだ。




💜「りぃちょありがとう//」

🩷「ん?あれくらい全然大丈夫!俺も少しキレちゃったけど笑」


🩷「あ!せんせーから連絡が来た!まちこり見つかったって!」

💜「えっ!ほんと!良かったー😭」

まちことせんせーが無事なことに安堵したその時。


ヒューーーーーーー   ドカーーーン!!


🩷「おおーーー!!!」

💜「すごい…!去年よりもパワーアップしてる。」


🩷「じゅうはち」

💜「?」

名前を呼ばれりぃちょの方を見ると、私の手に、りぃちょの手が重なった。

🩷「…しばらくこうしててもいい?」

💜「…!いいに決まってるじゃん//」


ごめんね。まちこ、せんせー。でも今はまだ


              『このままがいいな』













リクエストありがとうございます!!深夜テンションで書き上げたので、また修正するかもしれません!










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