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「おい海軍っ!!なんだその言いぐさは!!!」
「てめェらだってモーガンにゃ抑えつけられてビクビクしてたじゃねェか!!」
「我々の恩人だぞ!!」
どよっと騒ぎ出す、家を囲っていた町人たち。しかし、海軍は彼らの言葉にはあまり反応していないようだった。
エマ達も別にやり残したこともないし、海軍の言い分も最もなのですぐに出ていくことにした。
「じゃ…行くか、おばちゃんごちそうさま」
『おなかいっぱいだ、ありがとう』
「……」
「ルフィさん…」
「もう行っちゃうの?お姉ちゃん達」
エマとルフィがリカのお母さんにお礼を言い、立ち上がると無言でゾロも続いた。
リカも悲しんでいるようだったが、エマが去り際に頭を撫でてあげるとご機嫌になった。
スっと困っているコビーの横をすぎる三人。コビーは何かを察したようにはっと目を開いた。
「君も仲間じゃないのか?」
「え!ぼく………!!ぼくは………!!」
コビーの頭の中には、先程のやり取りが浮かんだ。
せっかく友達と言ってくれたのに、僕が否定しても良いのだろうか??二人への思いを踏みにじることになるのではないか??
考えに考えた末出たのがこの言葉。
「ぼくは彼らの…仲間じゃありません!!!」
歯を食いしばっているあたり、今にも泣きそうなのだろう。
それを聞いたエマたちは、下を向いて笑った。
「……!待ちたまえ君達!!本当かね?」
「……おれ、こいつが今まで何やってたか知ってるよ」
「!ルフィさん……!?(まさか……!!)」
何かに気づいたように海兵は、ルフィ達に静止をかける。その問いに対し、発言したのはルフィだった。
「どの辺の島だか分かんねェけど、こーんな太った女の海賊がいてさァ」
『アルビダ?』
「そうそいつ!」
「ちょ(海賊船に居たことがバレたら…海軍に入れなくなっちゃう!!!)やめて下さいよ…」
ルフィの発言に便乗するように、エマも発言する。
コビーは先程のゾロの言葉を思い出す。
アルビダの海賊船で雑用を二年もしていたことが判明すれば海軍入隊はほぼ不可能。
それでも言葉を続けるルフィ。
「………」
「何だかイカついおばさんなんだけど、二年間もこいつそこで…」
「(やめて下さいよ!!やめて下さいよ…!!!)やめて下さいよ!!!!」
______コビーがルフィを殴った
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