テラーノベル
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はい!須貝×鶴崎です!!!
大好こ\(^o^)/
行ってみよー!!!
【注意!】
・キャラ崩壊してるかもです
・口調迷子です
・解釈違いかもです
・フォントの大きさめっちゃいじってるので見にくいかもです
・誤字・脱字・誤用に注意です。見つけたらご報告お願いします
・これを読むことによっての被害について、ヌッシは一切責任を負いません
・もうなんでもいい。なんでもこい。受け止めてあげるから(?)の人だけお読みください
QuizKnockのオフィスは、いつも誰かの話し声や、クイズの早押しボタンが静かにパチパチと鳴る音で満ちている。
しかし、その日の夕方は珍しく、須貝駿貴と鶴崎修功の二人きりだった。
他のメンバーは撮影や外部の打ち合わせで出払っており、残された二人はそれぞれのデスクでPCに向かっていた。
「……あー、思考が完全に停止したわ」
須貝が大きく伸びをしながら、椅子の背もたれに体重を預けた。
物理学の論文を読み込んでいた彼の脳は、そろそろ糖分を欲している。
「鶴崎、ちょっと脳みそのリフレッシュに、知的好奇心を満たす雑学でも教えてよ。何かない?」
隣のデスクで、数理科学の複雑な数式と格闘していた鶴崎が、眼鏡のブリッジを押し上げながら振り返った。
少し眠そうな、けれど楽しげな目が須貝を捉える。
「雑学、ですか。じゃあ、地質学の用語で『迷子石』、英語で『エラティック』って知ってますか?」
「迷子石?なんか可愛い名前だな。いや、知らない。どういうやつ?」
鶴崎は嬉しそうに椅子をくるりと回転させ、人差し指を立てた。
「これは、氷河によって数万年、あるいは数百キロメートルも遠くの土地から運ばれてきて、氷が溶けたあとにその場にポツンと取り残された巨大な岩のことです。周りの地質とは全く異なる成分でできているので、どこからどう見ても『場違いな石』なんですよ。地質学者たちは、その石の成分を調べることで、大昔に氷河がどのルートを通って移動したのかを解き明かすことができるんです」
「へえ! 周りの景色には馴染まないけど、そこに過去の軌跡が全部刻まれてるってわけか。面白いな」
「そうなんです。その場にポツンと佇んでいる姿は、なんだか寂しそうでもありますけど、自分がどこから来たのかというアイデンティティを雄弁に物語っている。僕、そういう孤独だけど確かな存在って、なんだか健気で好きなんですよね」
鶴崎はそう言って、ふわりと 穏やかに笑った。
その笑顔を見つめながら、須貝は胸の奥が少し締め付けられるような感覚を覚えた。
鶴崎は天才だ。
数学の圧倒的な才能を持ち、QuizKnockでも唯一無二の輝きを放っている。
しかし、その突出した頭脳ゆえに、時折、普通の人が共有する「当たり前」から一歩外れた場所にぽつんと取り残されているように見えることがある。
まさに彼が言った、周囲の地質と交わらない「迷子石」のように。
だからこそ、須貝はいつだって彼の近くに寄り添い、その手を引いてやりたいと思っていた。
「……よし、鶴崎。その迷子石の話のお礼に、俺が美味いコーヒーでも淹れてやりたいところだけど、オフィスのドリップパックが切れてるんだわ。近くのコンビニまで、ちょっとおつかい行ってきてくれない?」
「え、僕ですか? 須貝さんが行けばいいじゃないですか」
「俺は今からこのデータの書き出しを見届けなきゃいけないのー。頼むよ、鶴崎。ついでに鶴崎の好きな甘いお菓子も買ってきていいからさ。はい、財布」
須貝は自分の革財布を鶴崎の手に握らせた。
鶴崎は「もう、人使いが荒いんだから」と口を尖らせつつも、財布を受け取って席を立った。
「じゃあ、行ってきます。カフェラテでいいですよね?」
「おう、サンキュー。気をつけてな」
オフィスを出ていく鶴崎の後ろ姿を見送りながら、須貝は手元のPCに視線を戻した。
鶴崎がオフィスを出てから、30分が経過していた。
コンビニは歩いて往復10分もかからない場所にある。
いくら鶴崎がのんびり屋で、お菓子を選ぶのに迷っていたとしても、遅すぎる。
(……おかしいな)
書き出しの終わったPCを閉じ、須貝はスマホを取り出した。
鶴崎にメッセージを送ってみるが、既読がつかない。
電話をかけてみても、呼び出し音が虚しく響くだけだった。
胸を騒がせるのは、先ほど鶴崎が語った「迷子石」のイメージだ。
周囲に馴染めず、たった一人で取り残された存在。
もし、あの不器用で、いざという時に他人に強く当たれない彼が、何かトラブルに巻き込まれていたら――。
「……あいつ、方向音痴だし、まさか本当に迷子になってるわけじゃないよな」
嫌な予感が頭をもたげ、須貝はジャケットをひったくるようにしてオフィスを飛び出した。
外はすでに完全に日が落ち、街灯が寒々しくアスファルトを照らしている。
コンビニまでのルートを早足で辿る。
店内を見回したが、鶴崎の姿はなかった。
「どこ行ったんだ、鶴崎……」
須貝は周囲の路地へ視線を走らせた。
大通りから一本入った、街灯の薄暗い裏路地。
ふと、そこから低くガサツな男たちの話し声と、それに混じる、聞き慣れた高い声が聞こえたような気がした。
「――っ!」
須貝は迷わず裏路地へと足を踏み入れた。
薄暗いビルの隙間。
そこに、男二人に囲まれるようにして、壁際に追い詰められている鶴崎の姿があった。
鶴崎は須貝の財布を両手でしっかりと胸に抱え、怯えたように肩を震わせている。
「おい、いいからその財布よこせって。東大生サマはお金持ちなんだろ?ちょっとくらい分けてくれたっていいじゃん」
「嫌、です……。これは、僕のじゃなくて、預かっているものだから……!」
「あぁ? 生意気な口叩くなよ」
男の一人が、鶴崎の胸元を掴もうと手を伸ばした。
「おい。お前ら、何してんの?」
冷徹で、極めて低い声が路地に響き渡った。
男たちが驚いて振り返る。
そこには、いつもテレビで見せる明るい笑顔を完全に消し去り、怒りで目をギラつかせた須貝が立っていた。
「須貝、さん……!」
鶴崎の目が、救いを求めるように潤む。
「なんだよ、連れか? 関係ねえ奴はすっこんでろ」
男たちが威嚇するように一歩踏み出してきたが、須貝は一歩も引かなかった。
むしろ、体格の良さを活かして男たちを圧迫するように近づき、その鋭い視線で射抜く。
「関係大ありだよ。そいつは俺の、世界で一番大事な後輩で……俺のパートナーだ。今すぐその汚い手を引っ込めろ。じゃなきゃ、警察呼ぶだけじゃ済まさないぞ」
須貝の尋常ではない迫力とガタイの良さに、モブの男二人は一瞬で気圧された。
彼らは「チッ、シケてんな」と捨て台詞を吐き、足早に路地の奥へと逃げ去っていった。
静寂が戻った裏路地で、須貝はすぐに肩の力を抜き、鶴崎のもとへ駆け寄った。
「鶴崎! 大丈夫か!? 怪我はないか!?」
「す、須貝さん……」
緊張の糸が切れたのか、鶴崎の膝がガクリと崩れそうになる。
須貝は咄嗟にその身体を受け止め、 自分の胸の中に強く抱きすくめた。
「怖かったな、ごめん。俺が頼まなければ……。遅いと思って心配したんだぞ」
「すみません……。コンビニの帰りに、ちょっと知らない人に道を尋ねられて、答えてたらここに連れてこられちゃって……。でも、須貝さんの財布、ちゃんと守りました……」
鶴崎は腕の中で、震える手で革財布を差し出した。
そんな健気な姿に、須貝の胸は愛おしさと切なさで爆発しそうになる。
「財布なんてどうでもいいんだよ、お前が無事なら。……よく頑張った。偉かったな、鶴崎」
須貝は優しく、しかし離さないように鶴崎を抱き締め、その柔らかい髪を何度も撫でた。
鶴崎は須貝の胸に顔を埋め、小さく、小さく呼吸を繰り返しながら、徐々に落ち着きを取り戻していった。
オフィスに戻ると、須貝はすぐに暖房の温度を上げ、ソファに鶴崎を座らせた。
買ってきたカフェラテはすっかり冷めてしまっていたが、須貝はそれを給湯室で温め直し、マグカップに注いで鶴崎に手渡した。
「はい、あったかいの飲んで。落ち着くまで、ゆっくりしてな」
「ありがとうございます……」
鶴崎は両手でマグカップを持ち、ちびちびと口を付けた。
まだ少し顔色は白いが、瞳にはいつもの輝きが戻りつつある。
須貝は隣に腰掛け、自然な動作で鶴崎の肩を抱き寄せた。
鶴崎も拒むことなく、素直に須貝の肩に頭を預ける。
「まだ、ドキドキしてる?」
「少しだけ。でも、須貝さんが来てくれたから、もう大丈夫です」
「そっか。……なぁ、鶴崎」
須貝は鶴崎の横顔を見つめ、優しく微笑んだ。
「さっきさ、君が『迷子石』の話をしてくれただろ?」
「あ、はい。エラティックですね」
「そう。周りの地質とは違う、ぽつんと取り残された石。……俺さ、それを聞いた時、鶴崎がそんな風に一人で寂しい思いをしてるんじゃないかって、少し心配になったんだ」
鶴崎は驚いたように目を丸くし、それから少し照れくさそうに視線を落とした。
「僕が、迷子石ですか?」
「うん。天才すぎて、周りと話が合わなかったり、一人の世界に置いていかれたりすることがあるんじゃないかって。でもさ、今日のことでよく分かった」
須貝は抱き寄せた肩に、少しだけ力を込めた。
「もし鶴崎がどこからか運ばれてきた迷子石だとしても、鶴崎は一人じゃない。鶴崎がそこにいる軌跡を、俺がちゃんと見てる。鶴崎がどんなに遠くへ行っても、どんなに周りと違っても、俺が鶴崎を見つけるし、鶴崎のいる場所が俺のホームになるんだよ」
心の底からの真摯な言葉に、鶴崎の瞳が揺れる。
彼はマグカップをテーブルに置くと、須貝の服の裾をぎゅっと掴んだ。
「……須貝さん」
「ん?」
「僕、迷子石の話をした時、『寂しそう』って言いましたけど、あれ、ちょっと撤回します」
「え、なんで?」
鶴崎は顔を上げ、いたずらっぽく、けれどこの上なく愛おしそうな笑顔を須貝に向けた。
「迷子石は、氷河っていうものすごく大きな力に守られて、長い旅をしてきたんです。だから、寂しいだけじゃない。……今の僕みたいに、ものすごく大きくて温かいものに包まれてる安心感も、きっと知ってるはずですから」
「……鶴崎」
その言葉は、須貝の理性を簡単に溶かした。
須貝はたまらず、鶴崎の身体を再びその腕の中に閉じ込めた。
今度は、ただ守るためだけではなく、愛おしくてたまらないという想いを全て伝えるように、優しく、深く、彼を包み込む。
「本当に、可愛いこと言うなぁ、お前は……」
「須貝さんが、そんな顔するからですよ……」
腕の中で、鶴崎が心地よさそうに目を閉じる。
周囲の地質と交わらなくとも、その石は今、最も温かい特等席に収まっている。
オフィスの静寂の中で、二人の穏やかな鼓動だけが、重なり合うように優しく響き続けていた。
【参考文献】
https://juku.netj.or.jp/hitokoto/20080610_01.html
はい!!!!!
かわいいだろ!!!!!!!!
絶対鶴崎サマって他の人の頼み断れなさそうだし、
須貝サマも絶対他の人を全力で守る(その人がピンチだったら)
異論は認めるけどもこれが最適解だろと思っている僕ですがなにか( ^ν^)
今回は1つに絞ってみました!『迷子石』!
うまくなじめてるといいなぁ(;´∀`)
まぁ楽しかった!
ばいちゃ!!!
コメント
7件

綺麗ですね、、、 各話に学びがあって、毎度読むのが楽しみです^^ 氷河に包まれて運ばれることを悲観的でなく「大きな力に守られている」と解釈しているの素敵です
あおいです🤍 第7話、拝読しました……。 「迷子石」の比喩が本当に美しくて、泣きそうになりました。天才ゆえに周りと馴染めない寂しさを抱えながらも、須貝さんという大きな「氷河」に守られている鶴崎さんが愛おしすぎます……。 最後の「特等席に収まっている」という一文に、全ての優しさが詰まっている気がしました。素敵な作品をありがとうございます🌷