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泥みたいな意識から覚醒すると誰かに抱き締められていることに気付く。

「ぁ・・・う・・・?」

「あ、目が覚めた?」

腹の中に大きくて太い何かが入っていることに気付くと眼前には南雲の顔が飛び込んできた。

「え・・・ぁっ」

突然のことで驚くとグチュ、とやらしい音が下半身からして俺は耳を疑う。

「入ってる・・・?」

「うん。もしかして記憶ない?僕がシャワー浴びたあとすぐにシンくんがフェラして来たんだよ」

──覚えてない。──

正直初めて南雲自身が俺の中に挿入された時から殆ど記憶が残っていない。俺が驚くのを見た南雲はクスクス笑いながら俺の背中に手を回す。

南雲の体に跨って挿入されたまま胸元で眠っていたのか、奥まで入った南雲自身が動いていないのにムクリと質量を増す。

「今日まで4日間、僕と楽が入れ替わり立ち替わりでエッチしてたんだよ。僕も楽も殆ど理性飛ばしてたから何回中出ししたか覚えてないけど、シンくん可愛かったよ」

「ぁう・・・ぁ、あ゛っ」

背中に回った手は俺の体をホールドするように体に密着して南雲が腰を揺らすと奥が当たって目の前がチカチカする。

──4日も経ってるのか・・・?しかも中出しまでされてる・・・どうしよう。──

ジワジワと恐怖を募らせるも目先の強い快感に抗えなくて俺は無意識に腰を揺らした。

「妊娠したらDNA鑑定しようね。僕の子ならそのまま産んで結婚するし、楽の子なら堕してまた僕の子をこうして産ませる」

「ひっ、あ、あっ、待って、はげしぃ」

「激しいの好きでしょ?」

動きが激しくなって俺は泣きながら首を振るうも南雲は逃さないように強く抱き締めて奥を突く。

「ナカに出すよ」

「い゛、っ、あっ、だめ、っ!赤ちゃんできちゃう」

「うん。僕とシンくんとの子供、欲しいな」

「〜〜ッ♡♡!!」

ズン、と一際奥を突かれて絶頂を迎えると中がじんわりと熱いものが腹の中を満たす。中に射精されていると分かっていても脳が痺れるような強い快感は否定できなくて「きもちいい」と泣きながら呟くと南雲がキスをしてくる。

キスをしながら中でまた南雲自身が動いて勃起していくのを感じているとガチャリと寝室の扉が開いて全裸の楽が入ってきた。

「あ、目ぇ覚めてんじゃん」

「君のノロマピストンじゃ起きなかったのにね」

「は?起きると面倒だったから起こさないようにしてたんだよ、ばーか」

シャワーを浴びて来たからなのか、楽のオールバックしていた銀髪がいつもより乱れている。

「俺も挿れる」

「ぇ、あっ・・・待って、南雲の入ってる」

「知ってる」

ベッドに入ってきて早くも勃起した自身を俺の臀部に押し付けてきたから慌てて起き上がろうとしたら南雲が俺の上半身を引き避せて体を起こす。

「大丈夫だよー。昨日も二人分のチンコ挿れたじゃん」

「え・・・?」

「って、記憶ないから覚えてないか」

「なら思い出させてやるよ」

何を二人は言っているんだと耳を疑っていると勃起した楽自身が既に南雲自身を埋めている秘部に先端を押し付けてくる。

本能でゾッとした俺は「できない」と逃げようとするけど南雲に押さえつけられているから楽自身が強引に俺の中に入ってくるのを抵抗できなかった。

「あ゛・・・っ!」

「やっぱコイツのケツまんこ最高。匂いも昨日より濃くね?」

「そうだねー。日に日に匂いが強くなってる」

ギチギチと音が出そうなほど皮膚を広げられている感覚と楽自身が入ってくる感覚が怖い筈なのに快感だと体が勝手に反応してしまう。

「動くぞ」

「や、やだぁ・・・あ゛、ぅ、ゔ」

──なんでこんな気持ちいいんだ?二人のチンコが中に入って暴れてるのにこんなに気持ちいいなんて・・・!──

泣きながら首を振って子供みたいに嫌々とするけど楽はゆるゆると律動を始めると南雲が再び俺にキスをしてくる。

『やっぱ起きてる時の反応の方が可愛い〜。二輪挿し怖くて泣いちゃうシンくんをもっと犯したい・・・♡』

「ッ♡」

舌を絡める濃厚なキスをする南雲の思考が流れてきて、それだけで感じる俺は体だけではなく脳まで性感帯にされた気分だ。

楽自身が奥に入ると南雲自身が引いて、逆に南雲自身が奥に入ると楽自身が引くのを繰り返す度に俺は快感を得るようになって南雲の首に腕を絡める。

『コイツだけずりー』

「ひぁっ」

背後の楽の思考が流れ込んだと同時に頸をザラリとした舌先で舐められて体が跳ねた。

「ちょっと。それはしないって約束したじゃん」

「コイツ頸舐めただけで締め付けてくるんだからしょうがねーって」

一瞬頸を噛まれる恐怖も合間って強い快感が混ざり合って訳が分からない。

──怖い、痛い、でも気持ちいい。気持ちいいの、もっと欲しい・・・さっきみたいに中出しされた時すごく気持ち良かった。──

目先の快感しか考えられなくなって「きもちいい」と呟くと背後から楽が小さく笑うのを感じた。

「もっとヨくして俺のモンにしてやる」

「冗談言わないでよ。シンくんは僕のモノにする」

楽の大きな手が俺の下腹部を撫でて軽く押してくる。南雲は挑発的な笑みを楽に向けて更に奥に挿れてくるから俺は無意識に中を締め付ける。

「ねぇ、シンくん。二人同時に中に出したらどっちの子が産まれるかな?」

「あっ♡」

「想像しちゃった?まだまだ時間あるから、これから沢山二輪挿しして中に出してあげるね♡」

耳元で囁く低く甘い声色は毒のように俺の脳髄まで溶かしていくみたいに魅惑的だ。

抗うのを忘れて目先の快感と二人から与えられる歪な愛に俺は溺れている。

二人の動きが更に激しくなって口からはだらしない喘ぎしか出なくて限界が近い。楽が俺自身を握って上下に擦って南雲はしつこいくらいに舌を絡める濃厚なキスをしてくるから俺は快感に溺れたまま絶頂を迎えた。

「〜〜ッ♡♡!!」

俺が絶頂を迎えると二人も同時に中で射精する。ドクドクと熱い精液を注がれるのが気持ち良くて思わず口角が上がった。

「シン、気持ちいいか?」

「気持ちいいよね?」

前からも後ろからも同じ質問をされた俺は笑みを浮かべたまま「二人とも気持ちいい」と言って俺はまた意識を手放した。


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