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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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学校へ行く道ですれ違う人の中には、友達なんて人は誰一人いなくて。


この暇な時間をワイヤレスイヤホンから流れる好きなアイドルの曲を聴きながら過ごしていた。



ガラガラ


座波「よう!夜市!」


教室のドアを開けた途端、座波洋行(ざなみ ようこう)が声をかけてきた。


今までも、今も、業務連絡以外で僕に声をかけてくるもの好きは座波くらいだ。


「おう。」


と返事した瞬間、


『キャーー---!!!!』


「おわっ!ったく…毎日すごいな…」


廊下から男女両方の歓声が聞こえてきたのだ。誰に対する歓声かは、見なくてもわかる。


座波「お前もすげぇよ。いくら3年間クラスが一緒だったからって

   あの学園のマドンナ、“小坂”さんの美貌みてなんとも思わないのかよ。」


そう。この歓声はこの学園のマドンナこと、小坂菜緒に向けてのものだ。


その圧倒的な美貌で、入学した3か月後には小坂のファンクラブが出来ていたほどだ。


さらに、毎朝小坂が登校してきただけで小坂の周りに人が集まってきてしまうため、


小坂自身、身動きが取れなくなってしまうのだ。



その小坂と僕は、3年間同じクラスで過ごしてきた。


もちろん最初は圧倒的な美貌や、毎朝小坂の周りに群がる人々に驚きはした。


しかし、日付が経っていくうちにだんだんと慣れてきて、


今ではこの少し変わった朝に、なんとも思わなくなった。













………はずだった。

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