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「ったく、こりゃどういうことだ…こんな所にまだ人間がいたなんてなァ…」
新門紅丸は発火能力のある小さな少年を抱き抱えていた。
「…仕方ねェ、まぁ野良犬拾ったのと同じだろ。」
新門紅丸率いる第7は無理やり西洋教会に山奥の焔ビトの消火活動に駆り出されていた。
腕の中の少年はユラユラと手から炎が出ている
きっとこの火事で目覚めた第三世代なのだろう。
紅丸は迷った、別に自分がコイツの面倒を見てやる義理はもちろん無い、がここで放っておいて灰島に連れていかれるのを見るのも少し気の毒だった。
「はァ…紺炉に聞くか。」
そう言うと旗に乗り子供の肩をがっちり掴んで
浅草へと急いだ。
続