テラーノベル
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はいー完結ーーーいえーーー(((((
HappyENDならぬハッピーターn((
※彼女は深夜テンションです
待て待て待て!!! これ、もしかして両想いってやつじゃねぇの!?!?
脳内で鳴り響くサイレンと、うるさいくらいの心臓の音
目の前では、菊が耳まで真っ赤にして、今にも泣き出しそうな顔で俯いている。いつもお行儀がよくて、一歩引いていたあの菊が、俺のせいでこんなに感情を剥き出しにしている
その事実が、俺の胸にこれ以上ないほどの愛おしさをブワッと沸き立たせた。
ヘタレ男の営業時間は、たった今終了だ
……菊……?
俺はガタッと椅子を鳴らして立ち上がり、菊の目の前へと一歩踏み出した、
菊がビクッと肩を揺らし、濡れた瞳でこちらを見上げる
「みっともなくなんかねぇよ。……っていうか、お前、人の気も知らないで勝手に自爆してんじゃねぇよ」
「え……?」
「俺が目を合わせなかったのも、よそよそしかったのも、全部逆だ! 嫌ったからじゃねぇ。逆にお前を意識しすぎて、顔が見られなかっただけだ!」
勢いあまって、結構な大声が出てしまった。夕暮れの無人の教室に、俺の必死な声が響き渡る。恥ずかしさで頭がどうにかなりそうだけど、ここで引いたら一生後悔する
俺は菊の両肩を、がっしりと掴んだ。ブレザー越しに伝わる菊の体温が、妙に熱い
「お前が他の奴と話してるとモヤモヤするし、お弁当褒められたら死ぬほど嬉しいし、雨の日に相合い傘した時は心臓が爆発するかと思った。……男相手に、こんな変な緊張すんの初めてなんだよ!」
菊は完全に目を丸くして、パチパチと瞬きをしている。その顔が、だんだんと状況を理解したのか、トマトみたいに真っ赤に染まっていく。
「それって、つまり……」
「あぁ、そうだよ! 言わせんな恥ずかしい!……俺は、お前が好きだ。本田菊、お前が好きなんだよ!」
ついに言った。言っちまった。
告白なんて、柄にもないことを。しかも、こんなに直球で。
心臓がバクバクと、口から飛び出しそうなほど脈打っている。俺は掴んでいた菊の肩からそっと手を離し、顔を背けて、赤くなった耳を隠すように頭を掻いた。
「……だから、その……お前が俺と同じ気持ちなら、俺と、付き合ってほしい……」
静寂が教室を包み込む。
夕日が俺たちの影を、床に長く、並んで映し出していた、、
沈黙が怖くて、生きた心地がしない。もし俺の勘違いだったらどうしよう、と今更になって冷や汗が出てくる。
すると、トスン、と胸のあたりに軽い衝撃が走った。
「……っ」
見ると、菊が俺のブレザーの胸元に、ぽすんと額を預けていた。
小さな両手で、俺の服の裾をぎゅっと握りしめている。
「……ずるいです、アーサーさん」
衣服越しに、菊のくぐもった声が聞こえる
「先に言われてしまいました。……私から、お伝えしたかったのに」
「菊……?」
菊がゆっくりと顔を上げる。その顔は涙目で、だけど、これまでに見たどんな笑顔よりも、眩しくて綺麗に輝いていた
「私も、アーサーさんが好きです。友達としてではなく、特別な人として、お慕いしています」
「……!」
「ですから……はい。喜んで。これから、よろしくお願いします」
カチャ、と放課後の教室に、遠くの部活動の声が響く
だけど、俺たちの世界は、今完全に2人だけのものだった。
俺はたまらなくなって、菊の細い体をそっと抱きしめた
菊も、少し驚いたようにしながらも、背中にそっと手を回してくれる。
お昼休みのあの緑茶の匂いと、春の終わりの暖かい空気が、俺たちを優しく包み込んでいた。
「……なぁ、菊」
「はい、何でしょうか」
「明日から、毎日一緒にお昼食うぞ。それから、一緒に帰る。……異論は認めねぇからな」
腕の中の菊が、クスリと静かに、だけど本当に幸せそうに笑った。
「はい。異論なんて、あるはずがありません」
友達ゼロの最悪なクラス替えから始まった、俺の高校二年。
だけど、隣の席にいた君の手を握った今、この先の未来は、どこまでも甘酸っぱくて、愛おしい予感で満ち溢れていた。
よし、よし、完結させた!私はやり切ったぞ…!!!!!はは!
んじゃねー!
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