テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
夏油「ん゙…?」
目が覚めた。
ここは何処だ。
夏油「くそ…」
夏油「呪詛師の術式か?」
夏油「…出なければ、」
???「あのう、」
夏油「ぇ、」
振り返ると自分がいた。
夏油「ッ゙、」
夏油「誰だお前は、」
夏油?「いえなんか、私も突然ここにいたもので、」
夏油?「というか貴方も私なんですかね、」
夏油「”も”?」
夏油?「あぁ、はい」
夏油?「私達以外にも沢山いるんですよ」
夏油「え、」
周りを見渡すと確かにいた。
夏油「何が起きている…?」
夏油?「私にもよく分かりません」
夏油?「ですが、これだけは事実。」
夏油?「私達は別の世界線の私達なんです。」
夏油「は、?」
夏油?「ざっと言うとパラレルワールドですね」
夏油?「こんだけの世界線の私達がいるという事です」
夏油?「まぁどうせあの子がやったんだろうし。」
夏油「あの子?」
夏油?「はい、私の世界の子です。」
夏油?「この世界を、この部屋を作った張本人ですよ。」
夏油「そ、その子は何処に…」
夏油?「まぁ、何処からか見てるんでしょう」
夏油「と言うか君、服装奇抜じゃないか…?」
夏油?「まぁね、様々な世界の私が混ざり合って生まれたのが私ですから。」
夏油「はぁ…?」
夏油?「あの子を呼び出してあげましょうか?」
夏油「出来るのか?!」
夏油?「一応出来ますが、…」
夏油?「なんというか、気紛れで…」
夏油「…」
夏油?「やってみましょう、」
夏油?「”黎”、」
黎「なぁにー?」
夏油?「今回は出てくるのですね、」
黎「まーね!」
夏油「何故こんな事をした」
黎「え、だって今日夏油の日だし…」
夏油「夏油…の日、?」
夏油?「現実、即ちリアルです。」
夏油「リアル…?」
夏油?「まず簡単に言いましょう、」
夏油?「私達は漫画のキャラクターです。」
夏油「は、?」
夏油?「彼女は存在しません。」
夏油?「まぁ所謂、夢主、というものですね。」
夏油?「私達は夢主のいる世界線で、どんな夢主がいるかは分かりませんが、その夢主が敷いてくれた末路を辿った私達、というものですね。」
夏油「はぁ、」
夏油?「貴方は…」
夏油?「…いなさそうですね…しかも原作軸…ときた…」
夏油「?」
夏油「何故分かる?」
夏油?「そりゃ…」
黎「私が呼んだから分かるに決まってんでしょー!!」
夏油?「少し黙っていなさい。」
黎「ぅー…」
夏油?「一番わかり易い子は…」
夏油?「あぁ、」
夏油?「あの子です。」
夏油「あの子…」
夏油?「そうですあの子です。」
夏油?「あのー…」
夏油?「隅で座っ…」
夏油?「二人いますねぇ…」
夏油?「ちょっと待っててください、」
夏油「はへ…」
夏油?「あ、あっちの子です。」
夏油「どっち…」
夏油?「血の匂いがする方です」
夏油「血の匂い…?!」
夏油?「…あの子は、」
夏油?「幼馴染が自分のせいで死んでしまい、だがそれは遊びで、まだ生きてると特級過呪怨霊にしてしまった子です。」
夏油?「後ろにいますよね。」
夏油「おっっっっも…」
夏油?「そうなんです皆重いんです」
夏油「皆…?!」
夏油?「例えばその横の子は恋人が呪詛師になり毎晩犯されそれでもなお好きで最終的に死んで鬱になった子です。」
夏油「おっふ…」
夏油?「…起こしてきましょうか?」
夏油「いや…大丈夫…」
夏油?「そうですか…」
夏油?「あ、戻りますね?」
夏油「あぁ、」
夏油?「それで、漫画のキャラクターであり、本来の夢主はおらず、そのまま漫画の末路を辿っているのが貴方です。」
夏油「…」
夏油?「リアルというのは、」
夏油?「まぁ、」
夏油?「私と黎を作っている、この世界を作っている本人です。」
夏油「だが…」
夏油?「えぇ、分かっています。」
夏油?「この世界を作っているのは黎だと、」
夏油?「ですが張本人は違うんです」
夏油「はへぇ、…?」
夏油?「張本人は、」
夏油?「この画面の前にいます。」
夏油「が…めん…?」
夏油?「言ったでしょう?」
夏油?「私達は漫画のキャラクターでありそういう対象でもあるのです。」
夏油「ぅ、」
夏油?「まとめると、」
夏油?「こーゆーことですよ。」
夏油「え誰??」
夏油?「私と黎を作った本人です」
夏油「下の奴めっちゃ気になる。」
夏油?「あぁ、ド変態なので良いです。気にしなくて」
夏油「えぇ…」
夏油?「貴方のパンツ見たいとか言ってた人ですよ?」
夏油「…」
夏油?「…すみませーん、」
夏油達「はい?」
夏油?「ちょ、一旦集まってもらっていっすか、?」
夏油達「あはい、」
夏油?「うーすりょーかいっす、」
夏油?「黎、」
黎「ん、」
黎「なに?」
黎「なんかよー?」
夏油?「謝りなさい」
黎「え、」
夏油?「貴方が勝手につれてきたんでしょう?」
黎「ち、違うもん…」
黎「主が、」
夏油?「言い訳しないで。」
黎「…違うもんン…」
黎「私じゃないもんっ……!」
黎「知らない!」
夏油?「あーあー…」
夏油?「はぁ、困るわぁ…」
夏油?「えー…一人一人名乗ってもらっていいすか?」
夏油「は、はぁ、」
夏油?「んじゃーあ…」
夏油?「お前から。」
???「えー…」
夏油「なんか口調崩れた?」
夏油?「元がこれですよ。」
???「いい?」
夏油?「おん、」
???「えーと、」
夏油「まぁ、名前は皆知っての通り…」
学生夏油「呪霊に告りました。」
夏油「?????」
学生夏油「はい。」
学生夏油「悩み解決してくれて好きになってヤリました。」
夏油「サイッテイだな。」
学生夏油「あははっ、そんな〜///」
夏油「言っとくけどそれ褒めてないからね。」
夏油「んで相手の名前は?」
学生夏油「え?」
学生夏油「あぁ、」
学生夏油「蕾鵞です、!」
※第四話
夏油「へぇ、」
夏油「可愛らしいね、」
学生夏油「え?」
学生夏油「お前みたいなのにあげないですよ?」
夏油「そっかぁ〜???(ピキ」
夏油?「次〜」
夏油?「もうこっからこうでいっか。」
???「いーきまーす、」
???「神様孕ませました。」
???「娘がいまーす」
※第七話
夏油「?」
夏油「?????????????????????????????????」
夏油?「なりますよね〜」
夏油「は、え、は?」
夏油「あ、いては…」
孕ませ夏油「世羅っていう名前でものすごくエッチで可愛かったです。」
夏油「…」
夏油?「はい次〜…」
???「ストーカーしました」
夏油?「警察署はあちらでーす」
ヤ夏油「ん?」
夏油?「いえ、」
※11話
ヤ夏油「夜糸禄とヤりたいなー」
夏油「最低だな。」
夏油?「ですねー」
夏油?「はい次〜」
???「え、と…」
???「誠子って子、知らない…?」
夏油?「あーはいはいいますよ〜」
慰め夏油「ほんと…」
※第13話
夏油「なんか基本的に元気がないな…」
夏油?「誠子ちゃんいないと無理な子なんで。」
夏油「誠子…?」
夏油?「せーこちゃーん」
???「はぁーい」
誠子「なんですかぁ?」
慰め夏油「誠子…!」
誠子「あれぇ、傑くん?」
誠子「げんきなさそー…」
慰め夏油「…」
夏油?「あーはいはいお前らは別の部屋行っといで〜…」
誠子「んじゃね、」
夏油「…ひょえ…」
消える時、もう一人の私がこちらを睨んでいたような気がする。とても殺気がこもっていた。
夏油?「あの子執着心凄いんですよね〜」
夏油「笑ってる場合か…」
夏油?「私と黎は幾ら壊されても蘇るので。」
夏油「はぁ…」
夏油?「はい次々〜」
???「えっ…と…」
???「ぼくは、げとうすぐる!」
???「歌菜子しかもっちゃいけないから、歌菜子のものだよ!」
※第20話
夏油「…」
夏油「歌菜子どういう教育してんだよ…!」
夏油?「えー?」
夏油?「転生者ですね。」
夏油?「マンガを考察をしていた少女です。」
夏油?「結果転生し、夏油は実は虐待されているのではと仮説を立て、それが事実で金で買収しました。」
夏油?「術式は金です」
夏油「えぇ…」
夏油?「つまりはヤンデレ製造機ですね。」
夏油「えぇ……………」
夏油?「次」
???「………ゆー…き…」
夏油?「さっきの子ですよ。」
夏油「血じゃない方?」
夏油?「えぇ、そうです」
※第52、53、54話
夏油?「ほら、勇希」
勇希「ん?」
勇希「アレ俺さっきまでたこ焼き食ってたはず…」
犯され夏油「ッ゙…!!!」
犯され夏油「勇希ッ゙…!、!」
勇希「え、傑???」
犯され夏油「ぅ゙っ゙……ヒグッ……」
犯され夏油「ゆうきぃっ……!!」
勇希「……ごめん…」
犯され夏油「ごめんで済むかァっ…!、」
勇希「あはは〜…」
夏油?「ごめんで済ませはさんな…」
勇希「サーセン、」
夏油?「…(スッ」
勇希「おぉ、」
夏油?「ヤってこい」
勇希「うーす、」
勇希「ン”ということで傑ぅ゙、?」
勇希「ヤろーな♡」
犯され夏油「えっ…」
犯され夏油「えっえっえっ…?」
勇希「んじゃー!」
夏油?「おう、」
夏油「…自分がやられてるの見ていいものなのか?」
夏油?「いや?」
夏油?「私はあくまでも夏油傑の集合体なので。」
夏油?「次、」
???「夕風…夕風はどこ?」
???「何処に行ったのぉ…?」
夏油?「あー…この子は殺しちゃった子ですね。」
※第57、58話
夏油「幼馴染を…?」
夏油?「え、まぁはい。殺してはないんですけど」
求め夏油「夕風どこ…夕風、」
求め夏油「夕風、夕風ぁ…」
夏油?「あーはいはい…」
夕風「:9.b6pet1”xs424?(なに?」
求め夏油「あ、夕風、!」
求め夏油「あっははー!!」
求め夏油「もうどこ行ってたの?」
夕風「:,s’,:6m68822……?(いやごめん……?」
夏油?「謝んなくていいです」
夕風「a,/6t(あほんと、」
求め夏油「あははっ、あははっ!」
求め夏油「遊ぼ、!」
夕風「?2;nswttpHbe(ちょい待って」
求め夏油「夕風が言うなら何時でも待つよ!」
夏油「…なんか…」
夏油?「はい、幼児退行してます。」
夏油「…そうか。」
夏油?「可哀想ですよねー」
夏油?「次」
???「ぅー…」
夏油?「…嫁さんまだ心配してんですか」
???「当たり前だ!!私の嫁だぞ…?!」
※第74、75、93、94話
夏油「嫁…(結婚しているのか。」
夏油?「あっは、」
夏油?「離婚してんじゃん。」
夏油「ぇ?」
離婚夏油「えっ……???」
離婚夏油「いや、正式には、ね?」
夏油?「はぁ…一応説明しておくと、」
夏油?「呪詛師かと思ってた嫁が実はめちゃくちゃ良い人で勘違いして嫁孕ませて会った時には自分似の息子がいてそのまま高専に連れ帰ったって感じです。」
夏油「????」
夏油「えっぐぅ…」
離婚夏油「いや、ね??」
離婚夏油「離婚の手続きは正式にしてないでしょ?」
離婚夏油「だからまだ嫁。」
夏油?「キッショ」
夏油?「はいはい次」
???「えーっと…」
???「先輩に監禁されてます…?」
※第128話
監禁され夏油「特に…」
監禁され夏油「何にもないですね…」
夏油?「そーっすね。」
監禁され夏油「春燈先輩から逃げられたんですかねこれ…?」
夏油?「さぁ?」
夏油?「次」
???「せんせどこ?」
夏油?「テメェキッショいなぁ?」
夏油?「せんせは家だよ。」
事務所の夏油「出せよ」
※第38、39、40、41話
夏油?「(・д・)チッ」
夏油?「ほらよ」
琉恋「あー?」
琉恋「ン”だここ…」
事務所の夏油「あ~っ!♡」
事務所の夏油「せーんせ!」
琉恋「あ?あー、」
琉恋「傑?」
事務所の夏油「ふふ、なーに?」
琉恋「ここどこだ?」
事務所の夏油「しーらなーい!」
琉恋「知らんのかい」
事務所の夏油「せんせ、こういうのバッグハグっていうらしいよ〜!!」
琉恋「ほえー。」
事務所の夏油「きゃー♡」
夏油「…ほんとにいろんな私がいるな…」
夏油?「そうなんですよねー」
夏油?「…おい、」
夏油?「これを書くのに何日掛かった。」
夏油?「”主”」
主「…5日?」
夏油?「大変だったな。」
主「おう。」
主「あと勝手に集めたの黎じゃないから後で謝っときー」
夏油?「…あぁ、」
主「特にやる事もやったし、んじゃ、かいさーん。」
夏油「おいまっ…!!」
目が覚めると、いつも通りの景色が見えた。
夏油「……」
なんだったのだろう。
あれは。
数々の私達に、主……
不思議だ。とても。
そう思い、起きた。
コメント
1件
あなんかもう死ぬ()