「今更GPS仕込んでもだめか…w」
そう思った瞬間扉を開ける音が聞こえた。
手に握っていたGPSをサッと彼の鞄に仕込んだ。
付き合ってからずっとやっていたおかえりのキスやハグもない。
『ただいま。』
「おかえり。」
ただこのやり取りだけ。
キスやハグをしようと思っても。
押し返され、『やめて。』と言葉で突き放される。
どうしたら最初の頃に戻ってこられるのだろう。
仕事が休みだったため、夕食の準備をしていた。
「ご飯できてるよ?」
『ありがと。』
「『いただきます。』」
しばらく沈黙が続いた。
沈黙を破るように彼は口を開いた。
『ねぇ、別れよ。』
「…は?」
『最近、好きって気持ちが全くなくて。』
「なんで??俺は束縛したいぐらい愛してるよ?」
「でもほくとが束縛嫌いだから我慢してるの。」
「別れたいってことは俺のことが嫌いになったってことでしょ?」
「まぁ、w最近ほかの男の匂いするなぁ。って思ったよw」
圧がすごい。
最初の頃と変わらない。
そういう重いところが嫌いなんだよ。
なんで好きになっちゃっただよ…
最初からあいつを選んでおけばこんなことにはなんなかったはずなのに。
『だから!!別れたい言ってんの!!』
『日本語わかんねぇの?』
「はぁ、」
これでいい。キレちらかしていい。
もう終わりなんだから。
「いいよ。」
「明日でいいから。」
別れ話を承諾したのには理由がある。
彼を監禁するため。
一日だけ猶予を持たせた。
別れたなら束縛してもいいってことだもんね。
これからたっくさん身体に教え込ませてあげなくちゃ。
ちょうど彼の飲んでいた水がなくなった。
「いれるね。」
水と一緒に睡眠導入剤も混ぜた。
そのまま彼に渡した。
『ありがと。』
『明日出てく。』
明日家を出ればこーちと一緒に住める。
こーちとセックスをしたときに好きといったら愛してると答えてくれた。
今の彼氏と別れたら家ないから住ませて。とお願いしたら承諾してくれた。
これからこーちとの楽しい日々が待っているんだ。
水を入れてくれているあいだにこーちに連絡を入れた。
すぐに返信は返ってきた。
明日が楽しみだ。
用意された水を飲んだ。
意識が飛んだ。
そこからの記憶がない。
やっと水飲んだ。
「これからいっぱい楽しもうね…♡」
「浮気した悪い子にはたっくさんお仕置きしなくちゃ」
「玩具でぐちゃぐちゃにしてそれから俺でぐちゃぐちゃにして今よりもっともっと可愛くして…♡
すっごい楽しみ…♡」
コメント
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監禁パロめっちゃ好きでしかもきょもほく....続きが楽しみすぎます!!!