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俺はスマイル。
至って普通の高校生….って言いたい所だが
俺は、とある”奇病”を患っている
mb「おーい!スマイル〜!」
『どうした?』
mb「見てこれ!〇〇のレアキャラ出たんだよ!」
『よかったな』
mb「….お前、本当に思ってる?」
『思ってるけど….』
mb「なんか….ごめん、俺もう帰るわ!」
『ぁ……』
そう、俺には感情がない
それは【無感情症候群】という奇病のせいだ
※【無感情症候群】は、対象者の感情が一切、無くなるというもの。(表情も含む)
奇病の進行が進んでいくにつれて、対象者は記憶が無くなっていく。人や思い出、そのうち喋り方や空気の吸い方等もわからなくなっていき、そのまま死に至る。
治す方法は2つ、ストレスの元凶を無くすか
対象者が、最高の幸せを感じること。
『…..ストレスの元凶って言っても、苦しさとかも無いし』
『わかんねぇな….』
そう考えていると、背中をトントンと叩かれた
kn「スマイル?なにしてーんの?」
『きんときか』
こいつはきんとき、俺の友達だ
kn「もうみんな帰ってるよ?」
『本当だ』
周りを見ると、誰もいない
俺が席を立ち、帰ろうとすると廊下から聞き覚えのある叫び声が聞こえた
kr「あ”ぁ”ぁ”ぁぁぁぁぁぁ!!」
br「待て待てぇ〜!w」
うるさい声を出してるきりやんと、右手にカブトムシを持って追いかけているぶるーくがいた
『おい、何してるんだ?』
br「んー?これをきりやんにくっつけようと思って!」
kr「まじて無理無理無理っ!!」
kr「スマイル〜っ…!泣」
そう泣きながら、俺の背中に隠れるきりやん
ぶるーくはというと….圧のある笑顔をしながらこちらへ向かってくる
br「スマイルも虫嫌いだったよねぇ〜」
『あぁ、そうだな』
俺はぶるーくからカブトムシを奪い取り、外に投げた
kn「わーお、笑」
kn「スマイルそんな虫平気だったっけ?」
『いや、わかんない』
br「ちぇ〜、せっかく朝から仕込んでたのに….」
kn「朝からなにしてんだよ、w」
kr「あ、てか!なかむ靴箱で待たしてんじゃん!」
『は?それ先に言えよ』
br「あはぁ〜w忘れてたぁ〜!」
kn「ほら、早く行くぞ〜っw」
『はいはい』
そう言って、荷物を持ち
教室を出ていった