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ラ「舘さん…大丈夫?」
舘「大丈夫。ラウール、仕事あるから先行くね」
ラ「ぁ…うん。」
岩「舘さん、無理禁物だよ」
舘「…照、俺は子供じゃない。自己管理くらいできる」
岩「…分かった。」
ガチャンッ…
向「…明らかに舘怒っとったな……。」
深「何というか…俺たちがどうこうできる話じゃないよ」
佐「ふっか、俺この後会うから話聞いておく」
深「あぁ、ごめんな。頼む」
佐「おう!」
阿「…」
「(舘さん舘さんだって“人間”だ。辛いことがあって当たり前。)」
ファッション企画の収録後、いつもとは違った楽屋の雰囲気。それはいつも温厚でめったに怒った姿を見せない舘さんが、静かに怒っていたからだ。
阿「(殿堂入りしなかったからじゃない。舘さんの中にある疑問が膨らんで……だからこそ許せないものがあったんだろうな。)」
渡「…拗ねてるだけだろ?数日もすれば舘も冷静になるって」
佐「…おい渡辺。なんだその言い方は…」
渡「でも本当のことだろ?」
佐「っ、」
阿「(…翔太の言い分もわかる……でも、)」
舘「…」
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目『ファッション企画、どうだった?』
『舘さんは今回も似合ってるんだろうなぁ笑。放送、楽しみにしてるね』
・・・
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舘「……バカバカしい…」 ボソッ‥
舘「!……」
「(いかんいかん…口には絶対出すな…)」
服が大好きだからこそ、ジャッジの平等性はどうしても気になってしまう。
前回だって、結構な理不尽な理由でダサコレ王…。今回は今回で目黒の私服チェック。
目黒はスリムで何を着ても凄く似合っていて映えるし、女性からも男性からも、もちろんメンバーから見ても格好良い。
…だからってあんなにデレデレしながら言われてしまったらそりゃ気にもなるさ。
舘「…咄嗟に誤魔化したけど…やっぱり顔引きつってたよな…」
「(テレビに出させてもらっている以上、もうあんな顔は二度としてはならない…)」
舘「…」
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『目黒は相変わらず格好良かった。放送楽しみにしておいて。』
・・・
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舘「…ごめん。目黒」
八つ当たりするつもりはない。
でも…何処か冷たい返事だったかもしれない。
目「………」
・・・
佐「…涼太。」
舘「ん?なに?」
佐「…もう大丈夫なの?」
舘「…もちろん。ニコッ!」
佐「嘘言うな。顔引きつってるよ」
舘「…あれ…笑。そっかごめん」
佐「…」
舘「…佐久間はもし……」
佐「?」
舘「例えば、佐久間が欲しくてたまらないアニメグッズがラストと一個売ってある。」
「でも佐久間以外にもこのグッズを欲しい人がもう一人いたとする」
佐「う、うん??」
舘「…佐久間はこのアニメを推して3年。でもその人は6年も推している。」
「…だから店員さんは佐久間より倍推しているその人にグッズを売った。佐久間ならどう思う?」
佐「そりゃ…、理不尽だし不平等…じゃない?それに『はぁ、なんで?そんなの関係あるの?』とも思う…!」
舘「ニコッ……そう言うことだよ。」
佐「!」
舘「前回のは、まぁ…分かるよ。」
「でも今回は?目黒が格好良いのはメンバーだから誰よりも知ってる。…だからってあんなデレデレしながら言われても、それが平等だなんて、俺は思えなかったな?‥」
佐「っ…」
舘「…お洋服が大好きだからっ。…ファンの皆が喜んでくれるような企画にしたいのに、俺、顔引きつっちゃたよ…笑」 ポロポロッ‥
佐「!涼太っ…泣かないで…」
舘「…目黒にも、冷たく…返信しちゃった。…目黒は何も悪くないのにっ…(泣」
佐「!……(だからさっき…)」
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佐「ん?蓮?」
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目『舘さんのこと、よろしくね。佐久間
くんが一番近くに入れると思うから。』
・・・
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佐「何だこれ…『よろしく』…??」
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佐「…(勘、良すぎるだろ…)」
佐「舘、多分あの企画はまだ続いてく。でも涼太がそんなに辛いなら、無理はしなくて良いんだよ」
舘「グズッ…言っただろ。自己管理はでき_」
佐「涼太」
舘「っ………はぃ…」
佐「…もう無理しないでね」
舘「ただいま…」
渡「おかえり、遅かったな」
舘「ビクッ!……なんでいんの??」
渡「合鍵で入った」
舘「あぁ……そう…」
渡「ほら、もう寝るよ」
舘「はぁ?!いやいや、風呂入ってないしご飯だって…!」
渡「はーい、連行ぉ〜っ」
舘「はッ!?ねぇ、汚いってぇ〜!!」
渡「トントンッ…トントンッ、…」
舘「んっ…や、はな、ひっ…て!」
渡「まーだ文句??」
舘「んんっ…!…」
渡「……辛かったな。モヤモヤ取れなかったんだもんな」
舘「!………」
渡「大丈夫、あんなの企画だろ?…俺はプライベートの涼太の格好が一番好きだよ…?」
舘「……ポロポロッ…(泣」
渡「…おやすみ。ゆっくり休んで」
舘「……ぅんっ…グズッ…」
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舘様のお顔がちょっと気になって…
気の所為だと信じましょう。
コメント
1件
第1話、読み終えました。舘さんの「服が大好きだからこそ」の不平等感、すごく伝わってきました。好きだからこそ、期待や理想があって、その分だけ傷つくこともあるんですよね。でも、それをメンバーに素直に話せた夜。渡辺くんの「プライベートの涼太の格好が一番好き」という一言に、ぐっと来ました。彼らの関係性が丁寧に描かれていて、続きが気になります。