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私はなんの変哲もない高校生。の、予定だった高校生だ。
私は去年からこの高校に通っている、ここは女子校で周りに同性で付き合ってる人は沢山ではないけど、少なくとも、2組は居た。多分、私が知らないだけでもっと居たかもしれないけど、
それで私は最近困ってることがある。
「千紗先輩!おはようございます!」
噂をすればなんとやら。この後輩。七海のことだ。
なんでかはわからないけれど、この後輩は、私に凄く懐いている。部活も違うし、あまり話したこともなかったけど、なぜか会うと話しかけてくる。
「先輩今日ポニーテールなんですね!可愛い!」
こう言う発言、正直困るって言うか…、
普段クールとかかっこいいって言われることが多いから、どう反応していいかわからない。
「ありがと…、今日は体育あるからね」
顔が熱い。普通に恥ずかしいんだけど、
七海が私の方を見てはニヤニヤしている…、
揶揄っているのか?
まぁいいや。
「とりあえず学校いこーよ」
私は七海にそう言った。
七海は元気に返事をして、少し小走りに私を追いかけて隣で歩いている。揺れる髪に目をやる
髪綺麗だな…。いつもそう思っている。
少し伸びた前髪、肩までのボブ、アニメのヒロインの様な目に長いまつ毛、私はいつからか、七海のことが頭から離れなくなっていた。