いつからだろう、先輩を好きになったのは。今年の4月、この女子校に入学して出会った。運命だと思った。先輩にめんどくさがられてもいいから、傍に居たいって、ずっと隣に居たいそう思わせてくれた。先輩が好き。あの日、桜が舞って綺麗だった。入学式、とっても緊張しながら登校した、馴染めなかったら、友達できなかったら、どうしようって。不安でいっぱいだった。だけど、先輩を見た時、一瞬でその不安が吹き飛んだ。綺麗な瞳に、サラサラで長い黒髪、長い手脚。桜がよく似合う綺麗な人だった。初恋だった。恋なんてしたことがなかった、けど、先輩は特別で、「運命」ってこのことなんだって確信した。そして私は今日も先輩に話しかける。
「千紗先輩!おはようございます!」
今日はポニーテールか、可愛いなぁ。何気にポニーテールはお初かも、可愛い。
「先輩今日ポニーテールなんですね!可愛い!」
あ、先輩顔赤くなった…。可愛いが過ぎる。毎秒好きが生まれて、溢れてしまいそう。と言うか、もう溢れてる。
先輩とならどんなこともしたい。手を繋ぐのだって、ハグだって、キスだって、その先も。体目当てとか、そう言うわけじゃなくて、ただ、先輩が好き。そう言うことできなくても好き。
これは私の片思いの話。
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