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ルル
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コメント
1件
めっちゃ笑ったわこれww 灼熱の処刑補習を「アイリスちゃんと過ごす夏のラブコメデート」に脳内変換するルシアン、完全にチートすぎて草。しかも無意識の圧で学校全体の気温操作してるのに気づいてないって、もう最強というか天然というか……シェイドとジローのシリアスな解釈とのギャップが最高やった! アーサーが砂漠で敗北の汗流してるところも面白すぎる。アイリスとのあーんシーンで尊死しそうになったわ。キュルノさん、こういうギャグと甘々のバランス神すぎる。次回も楽しみにしてる🔥
### 【原作の展開】> 『監獄のデザイア』第七章『灼熱の処刑補習(煉獄の夏季講習)』。
監獄学校『ディスペア』の灼熱の砂漠地帯で行われる、地獄の夏季補習。
原作では、猛暑と水不足、凶暴な炎魔獣が襲いかかる極限環境の中、失敗した生徒たちを熱風の檻に閉じ込めて餓死・熱中症へと追いやる拷問イベント。
影の支配者ルシアンは、地下の冷気脈を遮断して校内全体を狂気の高熱地帯へと変え、生徒たちの生存本能を狂わせて共食いと暴動を引き起こそうと画策する惨劇の章であった――。
【ルシアン視点の実際】
「……なるほど! 青春の代名詞『夏休みの夏季講習&サマーキャンパス』か!」
俺――ルシアン・ヴァルハイトは、校門の脇に掲げられた「水一滴すら与えぬ(※熱中症警報)」という物騒な注意書きを見上げ、爽やかにうなずいた。
血塗られた球技大会(※相手の鉄球を全消去したイチャイチャボール遊び)も大成功に終わり、監獄学校にもついに夏がやってきた。
(まあ『水一滴すら与えぬ』とか書いてあるけど、要するに『水分補給をしっかりして熱中症に気をつけましょう』っていう学校側の注意喚起でしょ! 監獄学校の先生たちは相変わらずツンデレで表現が大げさだなあ)
相変わらず脳内お花畑な俺は、殺伐とした処刑補習を「甘酸っぱい夏の学園ラブコメ」へと全自動変換していた。
しかも今回は、補習の合間の自由時間に**アイリスちゃんとプール&かき氷を楽しむ大チャンス**なのだ!
(勝ち確定。かんかん照りの太陽の下、『ルシアンくん、日焼け止め塗ってくれる……?』イベントが発生確定だ!!)
俺が脳内でウエディングベルを夏祭りバージョンで打ち鳴らしていると、涼しげなワンピース姿(※俺が無意識の圧で校務員に作らせた特注の夏服)のアイリスちゃんがトポトポと歩み寄ってきた。可愛い。天使か?
「ルシアンくん、暑いね……。私、おうちから冷たい麦茶淹れてきたの。一緒に飲まない……?」
「飲む!! アイリスちゃんの淹れてくれた麦茶なんて世界最高の聖水だよ!」
「ふふ、聖水だなんて大げさだよルシアンくん……♪」
二人の間に甘い夕涼みのような空間が完成したその瞬間、汗だくで干からびかけのミーナちゃんが壁を這いながら突っ込んできた。
「アイリス正気!!? 周りを見て!! 気温50度超えて地面から陽炎が立ってるんだよ!? **なんであなたたちの周囲1メートルだけ標高2000メートルの避暑地みたいに冷気が漂ってんの!!?**」
「え? みんな暑がりなんだね。夏は水分補給が大事だよ?」
「**異常気象だよ!!! 会話が通じない!!** ルシアン、あなたさっき空を見上げて『日差しが眩しいな』ってつぶやいた瞬間、学校の上空だけ分厚い日よけの雲が湧き出たわよね!? 天候コントロールしてない!?」
「え? ちょうどいい日陰ができてラッキーだったね。夕立かな?」
「**無意識の魔力で太陽光を物理遮断しただけでしょ!!!** もう嫌、暑さより二人のノロケの温度差で脳みそが沸騰しそう!!」
ミーナちゃんは冷や汗(と本物の汗)を流しながら氷水の中へダイブしていった。
夏バテかな? かき氷を分けてあげよう。
【原作の展開との対比(シェイド&ジローの解釈)】
その頃、校舎の地下冷却室。
「シェイドの旦那……ルシアンの兄貴が校内全体の気温を操作し始めましたわ……!」
関西弁の情報屋ジローは、ダウンジャケットを着込みながらガタガタと震えて報告していた。
「あ、あのルシアンの兄貴が張り巡らせた絶対冷気陣、一体どんな恐ろしい暗黒魔術ですの……!? 学園の灼熱地獄を凍てつく氷河期に変える古代の氷結呪術ですか!?」
「フフフ……甘いな、ジロー」
暗闇から現れたシェイドは、吐く息を白くさせながら冷徹に微笑んだ。
「ボスは……学園全体の『熱の概念』を無意識の圧で支配されたのだ。他生徒を苦しめる狂熱の環境を完全に殺し、ご自身とアイリスちゃんが過ごす空間だけを『理想の室内温度24度』に保つことで、過酷な補習そのものを無意味化されるおつもりだ……!」
(『無茶苦茶や!!!』)
ジローは心の中で声が枯れるほど叫んだ。
(ただの『アイリスちゃんが熱中症になったら大変だから、学校全体のエアコン(魔導冷気)をフル稼働させた』だけやろがい!! どこが氷結呪術やねん!! ただの超絶過保護な温調管理や!!)
「……ジロー、補習後にボスとアイリスちゃんが食べるための『最高級の天然氷を使った苺かき氷』の手配を急げ。ボスの深謀遠慮を滞らせるな」
「灼熱の補習で極上かき氷の手配かい!! ほんまこの学校狂っとる(泣)」
【補習中:原作主人公アーサーの視点】
「くそっ……! これが……これが『灼熱の処刑補習』……!!」
補習会場の砂漠演習場。
勇者アーサーは、あまりの暑さと脱水症状で膝をつき、滝のような汗を流していた。
原作通りの展開なら、炎魔獣の襲撃と熱風によって生徒たちが次々と倒れ、絶望のデスゲームが展開されるはずだった。
だが――アーサーの【直感】が、ありえない奇跡を察知した。
(な、なんだと……!? 突如として上空に巨大な影が差し込み、心地よい涼風が吹き抜けていく……!? 炎魔獣たちが……冷気に当てられてスヤスヤと気持ちよさそうに寝てしまっただと……!?)
見回すと、地獄の灼熱地獄だった演習場が、まるで高級リゾートホテルのプールサイドのような快適な空間へと変貌していた。
(しまっ……! ルシアンだ! 奴は環境そのものを書き換え、この過酷な処刑補習を『真夏の快適サマーバカンス』へと上書きしたのだ……!!)
ふと見ると、演習場の中央に設けられた特設パラソルの下で、ルシアンがアイリスと並んで冷たいかき氷を突き合っていた。
「あーん、ルシアンくん。イチゴ味、美味しい……?」
「うん! アイリスちゃんにあ~んしてもらったから世界一美味しい!」
(終わった……!!)
アーサーは絶望に打ち震えた。
(あそこだけ……あそこだけ完全に『夏休みの甘々デートチャンネル』が放送されている……! ルシアンは『極限状態の生存試練』という学校のルールすら、一人の少女と涼むための背景へと成り下がらせたのだ……!!)
ルシアンがふと振り返り、冷え冷えの麦茶が入ったコップを手にしてアーサーへ爽やかな笑顔を向けた。
(『熱中症には気をつけろよ、アーサー』……そう言いたいのかルシアン……!!)
「くそっ……! 敗北だ……! 俺たちの熱意(殺意)では……奴の『涼やかなラブコメ空間』を1ミリも蒸し返すことすらできない……!!」
アーサーは砂漠の砂を握りしめたまま、敗北の静かな汗を流すのだった。
「ふぅ〜! 夏の補習って、涼しい部屋でみんなでお勉強できてすごく集中できるねアイリスちゃん!」
「うん! ルシアンくんのおかげで、補習の課題も全部終わっちゃった!」
「やったね! よーし、残りの夏休みはプールに行ったり、花火を見に行ったりしようね!」
「うん……! 楽しみだな……♪」
(いや〜、監獄学校の夏季補習、みんなで涼しみながら勉強できてすごく有意義だったな! アーサーくんなんて涼しさに感動のあまり砂浜に突っ伏して泣いてたし、本当に最高の夏休みだなあ!)
自分が無意識の圧で学園全体の気温を支配し、地獄の処刑補習を「快適エアコン付き夏休みデート」に上書きしたことなど1ミリも気づかず、俺はアイリスちゃんと次の夏休みイベントの計画を練るのだった。