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誰がやったの?
「それでみんな集まったと。」
「ええそうです。」
「とりあえず被害にあっていたからカイと母さんはシロね。」
「ここに証拠のかすり傷がしっかり残ってますからね。」
カイくんが切り傷…犯人、かなりの達人ね。
「アルマーニュとあたしは一緒にいたからこっちもシロね。」
「ボクも陸といっしょにおせんべい食べてたからちがうよ。」
「そもそも二人にカイを倒す理由がないでしょ。」
「まあそうだな。イタリアの言う通りだ。」
「そういうイタリーは何してたのよ。」
「ボクはポーランドと会議だったよ。」
「ふーん。アタシはお昼のマックだったわよ。」
「貴方、太っても良いんですか。
しかも口に残りカスをつけて、はしたない。
そちらは監視カメラで確認済みですけどね。」
「母さん失礼!」
「じゃあ、中国さんとロシアさんは…」
「我はいつも通り北朝鮮と談笑してたアル。」
「俺はゲルマニアのやつを見つけてダル絡みしていたらフランシアに殴られた。見ての通りだ。」
「そもそもボクにダル絡みしてくるな。」
「悪ぃ悪ぃ。」
ルシー…?アルマーニュに対してこんだけのことやった自覚あるのよね?
「…そんな顔すんなってフランシア、悪かったって。」
「よろしい。」
「じゃあ全員アリバイはあるんですね。」
「だとすれば確認の取れない意太利が怪しくなってしまうアルけど…」
「アンタも確認は取れてないでしょうが。」
「…分かったアルヨ。北に電話するアル。」
「ボクもポーランドに電話するね。」
「あ、ポーランド、ボクと一緒にお昼会議してたよね?」
「ええ、してたわ。」
「ありがと!じゃーね。」
「イタリアはとりあえずシロね。」
「おかしいアル、何度電話しても北朝鮮に繋がらないアル。」
「アンタ怪しいわね。」
「我はやってないアル!」
「アイツ確か今日は暇してたはずだが?」
「だーっ!こうなったら直接会いに行ってやるアル!」
「あ、待て!」
「追いかけないと!」
おかしいアルネ、北朝鮮どうしたアル?
「コンコンコン」
「そこにいるのは分かってるアルヨ!出てこいアル!」
「ガチャ」
「おい北朝鮮!?どこにいる_」
…へ
「なん、で…北朝鮮?」
なんで、なんで床が赤く濡れているアル?
「お前がやったんだ。」
「!誰アル!?」
「お前がやった、お前がやった、みんなも見てたよ?
もう無駄だよ、だってお前がやったんだもん。
ボク、動画も取ってたもん。
君がここに来て、取り出した短剣でバッサリ!
しかもわざわざ自分の身体が汚れないように切ってる!ね、お前のせいだよ!」
「嘘アル!」
「だって、ほら。」
「あ、あ…」
「ね?お前がやった。」
「あ、あ、あああああああああ!?」
「ドサッ」
「あ、気、失っちゃた。強く言い過ぎたかな?
まいっか、バイバーイ。」
「ガチャン」