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「???」
私は混乱するしかできない。
さっきまで殺されると思ってた人物から
ほっぺをむにむにされていたから
「俺ら運命なのかもしれないな」
「どういうこと?」
思わず出た一言
「お前アルア=ゾルディックだろ」
まさかの本名を言われると思わずびっくり
確かに針を抜かれ姿形は元に戻ったけど
ゾルディック家は顔写真に価値があるくらいなはずなのに
「どうして知ってるの?」
慎重に聞く
彼の正体が分からない以上
余計なことを言えない
「裏の住人なら知っていて当然だろう?」
裏の住人
それは表の世界に出ることを諦めた人達
その代わりに裏を牛耳っている人達に
助けを乞うことができる。
しかし便利屋ではない
住人としての素質、実力がある前提
だからこそマフィアなどは手を出せない
そこでゾルディック家や暗殺に特化した者に 頼み表と裏を繋げる
だからこそ知っていて当然という表現
ほとんど裏の住人の情報は知られていない
裏の人々は表に出ることがないということが
よくわかる
関わりが多いゾルディック家でも
構成人数や所在はよくわかっていない
調べようとすれば分かるかもしれないが、
敵に回したくないからこそ調べないのだ
分かっている事と言えば
マスターと呼ばれる者がリーダーだということ
「裏の住人が
暗殺一家の顔に興味があるなんてね」
「まあ興味はなかった」
「はい?」
「マスターになる者は
嫁を迎えなきゃいけないんだ」
「だから調べていたんだ」
「待って全然わかんない」
「俺はマスターだ」
「でなんで嫁を迎える過程で
うちを調べるの?」
「一目惚れしたからだな」
「だれに?」
「アルア=ゾルディックにだな、」
「ロリッ」
「待て
別に俺は幼いからお前に惚れたわけじゃない」
「何が違うって言うの」
「別に俺はお前の年齢は知らなかった」
「それくらい調べられたでしょ」
「それはそうだが、
殺しが普通な世界で年齢は関係ないだろう」
「いや顔とかでわかるでしょ」
「年下とは思ってた」
「とにかく!私は結婚なんてする気ないから」
「それは困るな」
「勝手に困ればいいわ」
「俺はまだ18才だ」
「だからなによ」
「俺の親は10歳差だった
流石に8歳ではないだろう」
「年齢は別に気にしてない!」
「なら何が問題なんだ?」
「それにお前は俺に逆らえる立場だとでも
思っているのか?」
「ッッ」
結婚するぐらいなら死んだ方がマシだと
頭から抜かれた針を首に刺そうとする
しかし針は首元から進まない
「なにこれ」
首元には真っ赤なハートがつけられている
ネックレスがあった
手に念を込める
記憶の想起=リマインドメモリー
念能力がかけられた際の背景が見れる
裏の住人は念道具を作っていることは
風の噂で聞いてはいた
このネックレスにかけられた念は複数
しかもこのネックレスの
根源はむねんな死から生まれた念
死から生まれた念はとても強い
「それにかけられた能力は大きくわけて3つ
1つは命を守るもの
2つ目は現在地を調べるもの
3つ目は瞬間移動ができるもの
そのネックレスに力を込めれば俺をいつでも呼び出せるそして俺もお前を呼び出せるものだ」
厄介なものをつけられてしまった
私は凝で念を分析することで念を操れる
しかし死から生まれたものは分析ができない
「双子に頼るなよ
頼った場合お前の家族は死ぬ」
「知ってたんだ」
「お前の周りのことは全て知っている」
「知った上でお前を選んだんだ」
そう言う彼の表情は変わっていなかった
「別に愛や恋と言うつもりはない」
「ただビジネスパートナーを
持ったと思えばいい」
「お前に求めるのは1つ裏の住人の管理
自分の任務を住人を使って貰って構わない 」
「こんな子供に住人の管理任せていいの?
あなたがよくたって住人は?」
「それは実力でひれ伏せ
まあ俺の嫁に手を出すバカもいないがな」
「拒否すればお前の大切なものは壊す」
私を嫁として選んだ理由がわかった
脅すものがあると言う便利な点
しかし私の周りにいるものは強い
私の弱みになることはほとんどない
そして私は周りを巻き込まない
この件で私が面倒なことをする可能性がない
そして高水準の実力
まあ面倒なことが無いNo.1だったんだろう
「まあ裏切らなければ何してもいい
この結婚について誰かに言ったっていい
個人の自由は全て保証しよう」
「まあいい感じにまとめたところで
俺はやることが多いんだ」
「じゃーな
護衛や部下たちはここに数人いるから
そいつらから裏のことを教えてもらえ」
「えちょっっ
」