また時が経ち
2週間
出久が家を出てから
8ヶ月と3週間、
といったところだろうか
未だ
見つかりはしないのだけれど
やせ細った身体
ああ……これは
俺がなりたかった…
目指していた姿なのだろうか……
鏡や
反射するガラス張りを見る度
_…本当に俺なのだろうか
そう……疑うばかりで
唯一の目撃情報が入ったのは
さらに1週間後
直ぐに調査範囲を徘徊して
ヤツを探す
8ヶ月、いやもう
9ヶ月。
9ヶ月だ。
俺のメンタルだって…
あまり舐めんなよ…ッ、?
見ろよ、この身体
すべて
すべて
物語ってるだろ?
最後に向かったのは
……この場所。
古い古い…病院。
建てられた当時は綺麗でも
今になっては オンボロでこのザマ。
まるで
俺を見ているかのようだった
この病院には
地下があった。
電気は無く、窓も。
奥へ奥へ……暗くなっていく道を
奥へ奥へ…沈んでいく心とともに
目的地はない
俺は
どこかへ…歩いていた。
…そして
爆)……
爆)……みーっけ
爆)…いずくの、負けな
出)……笑
出)……かくれんぼ…
出)楽しかった……?笑







