- ̗̀⚠︎ ̖́- マッシュくんキャラ崩壊
ある日のこと。
レインは廊下を歩いていた。
すると奥から見覚えのある人が歩いてきた。
(ん?あれはマッシュか?)
マッシュだと分かったレインは話しかけようと足を早めた。少しずつ近くなっていくにつれその姿は鮮明になっていく。
(…? あいつ、いつもと違う…?)
何かの違和感を感じ、マッシュを見るとふらつきながら下を向き歩いていた。
明らかにいつものマッシュではない。そう思ったレインは「マッシュ」と口を開こうとした。
すると、マッシュが突然抱きついてきた。
普段はハグなど自分からしてこない。
驚きと怪しさを隠せずにいたレインは抱きついているマッシュの体を押してしまった。
「…悪い。マッシュ、だいじょ」
「レインくん」
話を遮られ少し腹が立ったレイン。
明らかにおかしい。
いつもより少し上擦った声、顔を上げない。
「マッシュ、お前熱でもあるのか?」
あまりの様子の違い様に聞いてしまう。
マッシュは黙って何も答えなかった。
「マッシュ?話を聞いてい」
レインの視界がマッシュの瞼でいっぱいになる。 理解するのには少し時間がかかった。
柔らかい感触、交わる体温。
マッシュにキスをされていた。
「…は?」
「レインくん、」
「なんだ」
「だいすき」
その言葉と同時に顔をあげるマッシュ。
とろんとした顔にハートを浮かべる瞳。
赤い頬に荒い息。
(大好きなどマッシュは普段言わない。
だが、今日は言ってくる。
やはり何かある。)
「おいマッシュ、、」
「レインくんすき、だいすき」
ぐいぐいと近付いてくるマッシュ。
正気を失ったかのような瞳はいつもより甘い目線をしていた。
「レインくんの部屋行きましょう」
そう言い、レインの話に聞く耳を持たず部屋に向かった。
「マッシュ、お前大丈夫か?」
「…………」
「はぁ…俺の話を聞」
視界が一気に歪む。
レインはマッシュに押し倒されていた。
「レインくん♡
すき、すきすきあいしてる」
両手を抑え、レインの上に乗るマッシュ。
振りほどこうとしても力が強く、レインでも振りほどけはしなかった。
「あいしてるレインくん一生すき」
そう言い抱きつく。
あまりの素直さにレインはマッシュを押し倒し返し、いつの間にか甘いキスをしていた。
「ん…んん…//」
口を割って舌を入れマッシュの上顎を舐め、舌を吸う。じゅるっと音を立てて舌を吸われるマッシュは気持ちよさそうにしていた。レインはマッシュの髪をさらりと撫でその手を耳へと移動させた。
じゅるるっ、じぅ…くちゅっと
いやらしい音を立てる。
口を離すと舌は糸を引いていた。
「レインくんすきぃ…」
赤い頬はまるで林檎のようだった。
マッシュはどうしてこうなったのか不思議に思うレインだったが、少しラッキーだったのかもしれないと思うとこれはこれで悪くないと感じた。
「レインくん、もっと…」
甘い声は今夜限りの毒になっていた。
コメント
12件
フォロー失礼します!
フォロー失礼しますッッッ