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かぜごだ
君との真っ暗な永遠の人生10
…物心ついた頃には
両親はいなくて。
捨てられた、んだろうけど
その頃は愛を探し求めるより
今日生きてくのに精一杯だった。
愛を求められる程の余裕が出来た頃には
愛を求めて泣きじゃくれる年齢でも
なくなってたね、(笑)
情報で生きて
人の嘘真すらわかるようになって
君と出会った
「やぁ。伊集院の旦那ニコッ…」
「伍代、」
「忙しい?」
「今はそれといって用事はない。それより、珍しい…ご機嫌だな」
「旦那相変わらず凄いよねぇ‥余り私情を感情に出すつもりなかったのに、」
「長い付き合いだ。私からしたらバレバレだよ」
「…ふふっ。面白い子に出会ったんだ…」
「ほぉ‥お前がそんな事言うとは、珍しい」
「面白いくらいユメカワな髪色でさ、目もルビーみたいな赤色で‥ちょっと傲慢で、生意気だけど…(笑)」
「(何となく誰だか分かってしまったな…)」
「旦那、彼の事知ってるだろ?キョトン…」
「…お見通しか、」
「ふふっ…」
「気に入ったのか?あの情報屋のこと、」
「…凄い。気に入っちゃったかもね、(笑)」
普通”で平凡”で温かい愛情
それを受けなかった俺に
普通に愛す事も愛してもらう事もない
でも、君にならいいか”。そう思えた
「………(静かに目を開ける)」
「…やっと起きた。(赤い瞳でじっと見つめる)」
「…ん”…そう‥だね、おはよ…」
「夢でも…見てたのか?」
「ぇ…ぁー……」
…あれは、夢だった…のかな
「クスッ…うん。見てたよ、夢」
「…そうか。、」
「いやぁ。地味にリアルな夢だった…」
「‥…?」
「……(笑)」
…アレ”が夢でも
「…スッ…(風谷の肩に頭を乗せる)」
「…」
「…君が…」
…君***も***
「俺が居ないと生きれないって事は知れたかなぁ…(笑)っ”」
「…夢の中だろう。真実は分からない…」
「うん。そうだね、結局人の情報をいくらと蝕んで知っても…人の心なんて見れない。」
「…」
「……俺が死んだって…君はいつも通り”生きてるかもしれない、君が死んだとて同じ事だ」
「、そうだな…」
「クスッ…否定しないんだぁ」
「…別に…」
「素直じゃないなぁ、(笑)」
「……伍代、」
「ん?」
「、。俺が、『もう死にたい』って言ったら、どうする?」
「…(笑)」
「無神経な世の中で…不条理な冤罪符ばかり並べる馬鹿共が嫌で、人の情報を操るのも疲れたって言ったら___」
「いいよ”。死んであげる、一緒に…(笑)」
「…”」
…それでもいいって、
きっと思えるからね。
「ま、俺の気分次第だけどねぇ~…」
「……お前はいざその時になったら「気分じゃないからやだ」とか言うだろ」
「あははっ。俺のことなんだと思ってるのぉ?(笑)」
「…出会った中で‥一番マシなやつ。」
「ふふ…同じ気持ちだね”…♡(笑)」
「…♡”、」
…ねぇ、コレ”
じゃないねぇ***。***
普通の愛じゃないでしょ?
でもいいよ…きっと「いつか心中しよう」なんて、きっとどちらが約束を破る
あの”夢”ももしかしたら明日現実になるかもだろうけど…
君は
俺が死んでもいつも通りに生きるかもだけど
俺は
君が死んでもいつも通りに生きるかもだけど
「ねぇ派手髪くん~?煙草吸ってるんだから後ろから抱きつかないで」
「…ムリ、」
「えぇ?離れてくれないと君の抱いてる顔ばら撒くよ?」
「その次にお前の抱かれてる顔、ばら撒かれるかもな…」
『「……♡』」
…悪くは‥ないね。
君との、真っ暗な永遠の人生は…♡”
コメント
10件
ほんとの最終回ッ!?かぜごだ共依存的な感じあるよねぇ、、好きだわ…どちらかがタヒにたいって言ったとしてもそれすらも相手の愛を確かめるためとかだったらいいなぁ、、、(?)タイトル回収キタァー!!
真のエンドがまさかのタイトルに続くのか…お先真っ暗って地獄みたいに辛い人生か死ぬことって勝手に解釈してたけどほんとに前が見えなくても2人で生き続けるって意味だったんだ…凄すぎて言葉しか出てこん(?)破られる約束ってわかってながらも約束するのエモいッ1話1話でも面白いけど全部読むとより面白い…想定外なことが連発だったけど2人の愛は不変だッ