テラーノベル
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翌朝、窓から差し込む眩しい光に目を覚ましたリオは、全身を襲う激痛と重だるさに顔をしかめた。
リ「……いっ」
昨夜の記憶が、濁流のように脳内に流れ込んでくる。
鏡に映った自分の姿、二人に交互に貫かれた感覚、そして口にしてしまった屈辱的な誓い。
すべてを忘れてしまいたくて布団に潜り込もうとした時、枕元で低く冷ややかな声が響いた。
サ「起きた? リオ」
サンウォンが、ベッドの脇でスマホを手にしながら座っていた。
その表情は、かつての「可愛い後輩」や「息子」のそれではなく、冷徹な観察者のものだ。
リ「……サンウォン。……もう、やめてくれ。昨夜のことは、どうか……」
サ「忘れてほしい、なんて言うつもり?」
サンウォンがスマホの画面をタップし、リオの目の前に差し出した。
そこには、昨夜の情事の一部始終が収められていた。
リ「っ! なんだよ、これ……消せ! 今すぐ消してくれ!」
リオが必死に手を伸ばすが、サンウォンはそれを軽々とかわし、動画を再生した。
スピーカーから流れてきたのは、信じたくないようなリオ自身の声。
リ『あ、ぁ……っ、サンウォン……そこ、もっと……っ』
リ『アンシン……離さないで……お願い……っ』
リ「嘘だ……こんなの、自分じゃない……」
サ「嘘じゃないよ。これ、リオが自分から僕にしがみついて、腰を振ってた時の声。……ほら、ここなんて、自分からアンシンの指を誘ってる」
サンウォンは動画を止めると、絶望に震えるリオの頬を冷たい指でなぞった。
サ「リオは被害者のつもりかもしれないけど、体は正直だった。……僕たちに壊されるのを、心底喜んでたんだよ、リオ」
そこへ、リビングから朝食の香りを漂わせながらアンシンが入ってきた。
彼はサンウォンの隣に腰を下ろすと、リオの怯える瞳を覗き込んで無邪気に笑う。
ア「あは、リオ、動画見た? 僕、リオがあんなにエッチな声出すなんて知らなかったから、びっくりしちゃった。…でも、嬉しかったよ。僕たちのこと、あんなに求めてくれて」
アンシンがリオの震える手を握り、その指先にキスを落とした。
ア「ねえ、リオ。この動画、消してほしい?」
リ「……お願いだ、アンシン。何でもするから……」
ア「『何でも』か。いい言葉だね」
サンウォンが低く笑い、リオの耳元で囁く。
サ「だったら、これからも僕たちが望む時に、望む場所で、その体を提供して。…リオはもう、僕たちの共犯者なんだ。あんなに喜んじゃったんだから、今さら被害者面なんてできないよね?」
動画という決定的な証拠。そして、自分自身が快楽に負けてしまったという消えない罪悪感。
リ「あ、ぁ……っ……」
リオは、自分の中に芽生えた卑猥な「共犯者」としての自覚に、心まで完全に屈服させられた。
逃げ出す勇気も、拒絶する資格も、もうどこにも残っていない。
二人の若く美しい支配者に挟まれ、リオはただ、崩れ落ちるように彼らの腕の中へと沈んでいった。
数日後、嵐のような夜が嘘だったかのように、リビングには穏やかな時間が流れていた。
ア「リオ、これ。僕とサンウォンでバイトして買ったんだ。いつもお世話になってるお礼」
アンシンが照れくさそうに差し出したのは、小ぶりな銀色のネックレスだった。
シンプルで上品なデザインだが、その裏側には、細かく二人のイニシャルが刻まれている。
リ「……っ、ありがとう。……でも、こんなに高いもの……」
サ「いいんだよ。リオにはずっとこれをつけていてほしいんだ。僕たちの『感謝』の形だから」
サンウォンが背後に回り込み、震えるリオの首元に丁寧にチェーンをかけた。
冷たい金属が肌に触れた瞬間、リオはそれが単なる贈り物ではなく、一生外すことのできない「首輪」であることを本能で悟った。
その夜、寝室の空気は一変した。
サ「……ねえ、リオ。この動画、もう一回見て」
サンウォンがスマホを固定し、数日前のあの醜い動画を再生する。
画面の中のリオは、今まさに目の前にいる二人に縋り付き、聞いたこともないような声で鳴いていた。
リ「やめて、サンウォン……。もう、見たくない……っ」
サ「ダメだよ、学習しなきゃ。リオは、僕がここを噛むと、こんなに可愛い声を出すんだ。……嘘だと思うなら、今、確かめてあげる」
サンウォンが動画の中の自分と同じ動きで、リオの首筋に深く歯を立てた。
「あ、ぁ……っ! んんっ……」
サ「ほら、動画と同じ反応。……リオの体は、もう僕たちを覚えてるんだよ」
逃げ出そうと身をよじるリオを、アンシンが正面から組み敷いた。
そして、リオの首元で揺れる銀色のネックレスのチェーンに指をかける。
ア「どこ行くの、リオ?……僕たちのそばにいてよ」
アンシンがチェーンをぐいっと手元に引き寄せた。
「っ、あ……が……っ、あぐっ……!」
喉が締め付けられる圧迫感と同時に、無理やり二人の間に顔を引き寄せられる。
ネックレスを引っ張られるたびに、リオの自由は奪われ、拒絶の言葉は甘い悲鳴へと変えられていく。
「リオ、見て。鏡の中のリオ、ネックレスを引っ張られて、こんなに欲しそうな顔してる」
サンウォンが背後から激しく突き上げ、アンシンが鎖を引いてリオの顔を自分に固定する。
「っあ、はっぁッ…んぁ…!」
動画の中の自分と、今蹂躙されている自分。
その境界線が快楽の中で溶けていく。
リオは、首元で冷たく光る鎖に導かれるまま、逃げ場のない快楽の泥沼へと、自ら溺れていくことしかできなかった。
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