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朝日が眩しくて目が覚めた。
昨日あのまま寝ちゃってたんだ、。
寝室の扉を開ける。
いつもそこにあるべき姿がなかった。
「ふわっち…?」
なんで、居ないんだろう。
連絡してみよう。
…!
ふわっちから着信入ってる、昨日だ。
再生すると、無音が続いた。
一度も言葉を発することはなく3:33。
何を伝えたかったんだろう。
電話してみた。
「もしもしあきな?どうした?」
ふわっちの声だ。
「あ、いや何でもない、」
「会いたくなっちゃったー?」
「声聴きたかっただけ。」
耳鳴りが酷く聞こえる。
「ふわっち?なんて?」
電話の向こうの声が耳鳴りで掻き消される。
「ねぇふわっち、」
何も聞こえないよ、
「行かないで」
お願いだから、
「離れないで…」
怖い。
堪らず家を飛び出す。
ぎーーんと圧迫されるように耳鳴りが酷くなる。
「ねぇふわっち…」
必死に走ってふわっちの所へ行く。
でもどこへ…俺は走ってんだろう。