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醤油🦖🎆
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戦隊パロディなのにまだ変身しないという…
次回しますのでお楽しみに
また、ちょっとした日常会みたいなものです。
ミルキィ戦隊は、いつ何時敵がきてもいいように訓練をかかさないーー
「ーーダイチ!右から追尾弾!シュンタはそのまま間合いをつめて一気に叩いて!」
訓練ルームの指令ブース。ジントはマイクを握りしめ、クリアパネルに映しだされる4人のホログラムデータを見つめながら、的確に指示を飛ばしていた。
ガキィン!と鋭い金属音が響き、シュンタの振るう槍が仮想敵の装甲を叩き割る。
「さすが、ジンちゃん!的確すぎて視界にはいってない敵の動きまで丸わかり!」
「油断するなシュンタ!ジュウタロウ、11時の方向に次弾がまわる。うちぬけるか?」
「ん、余裕」
後方で静かに構えていたジュウタロウが、その美しい顔に笑みを浮かべ、細めの両手剣をスラリと構えた。繊細で美しい刀身が、訓練ルームの光を反射してきらめく。
ジュウタロウはその剣を恐ろしい速度でしなやかに一閃させた。
目にも留まらぬ速さで放たれた白い斬撃波が、遠距離のターゲットを正確に十文字に切り裂き消滅させる。
「ハヤト!ラスト!最大火力でセンターをぶち抜いて!」
「おっしゃまかせろ!」
ハヤトが愛用の片手剣を構え、限界まで出力を高めたピンクのエネルギー弾を叩き込む。
轟音とともに仮想空間のボスが完全に粉砕され、訓練ルームに『CLEAR』の文字が浮かび上がった。
前線で信じられないほどの強さをみせる4人
だが、その圧倒的な破壊力を支えているのが他でもないジントの
『歌声(ルミナス・ボイス)』だった。
指示を出す合間にジントがマイクを響かせる旋律が、4人の武器と戦闘力を何倍にも跳ね上げていたのだ。
しかし、訓練終了のアナウンスが流れた瞬間、ジントはどっと押し寄せた心理的な緊張感からデスクに手をついた。
「ジント!」
訓練ルームの重い扉が開くと同時に、ハヤトが凄まじい勢いで駆け込んできて、ジントの身体を横からガシッと抱きとめた。
「ちょっと、ハヤト……っ、離せって、」
「離さない!ほら、そんな真剣な顔をして前線を見てたら、俺が心配でたまらないよ!ジントのバフがなくても、俺たち自力で頑張るからそんなに無理するなよ!」
「そうやで、ジント」
いつのまにか背後に立っていたダイチが、ジントの首筋にそっと冷たいタオルを当て、額の汗をぬぐう。見つめてくるダイチの瞳は、いつになく真剣だった。
「俺らも十分強いねんから。ジントが1人で抱え込んで無理する姿を見る方が、俺らは何百倍もしんどいわ。」
「うん。ジンちゃんには後ろで安心して笑っててほしい。」
シュンタも愛おしそうにジントの髪を撫でる。
ジュウタロウはなにも言わず、両手剣を静かに鞘に収めながら、心配そうにジントの手元をじっと見つめていた。
「お前らなぁ……俺は、ミルキィ戦隊のリーダーなんだぞ。みんなをサポートして守るのが俺の役割だ。これくらい、なんてことない」
ジントは、いつものようにツンと顔を背け、気丈に笑って見せる。
メンバーたちがジントを休ませようと、自分の部屋へ連れて行こうと過保護に騒ぎ始める中、
ジントの胸の奥には、小さな、けれど確かな
歪みが生まれていた。
(みんなは、あんなに強いのに…)
片手剣を操るハヤト、驚異的な扇センスの持ち主のダイチ、槍を振るうシュンタ、美しい細剣を使いこなすジュウタロウ。彼らは自らの肉体で前線に立ち、世界を守る圧倒的な力を持っている。
それに比べて自分は、後ろでマイクを握って歌うことしかできない。もし、自分が歌えなくなったら、ただメンバーに守られるだけの足手纏いになってしまうのではないか。
「俺も……もっと、強くならなきゃダメなのにな……」
過保護に甘やかされる幸福感の裏で、ジントは誰にも聞こえないほどの小さな呟きを、そっと胸の奥に飲み込んだ。
コメント
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ああ、第4話読了しました。ジントの「歌声(ルミナス・ボイス)」でメンバーを強化する設定、めちゃくちゃ面白いですね。でも、そのバフ役ゆえに「自分はただ守られるだけの足手まとい」と感じてしまうジントの心理描写がせつない…。メンバーみんなが過保護に心配してるのに、本人だけが不安を抱えてる対比がグッときました。次回の変身シーン、楽しみにしてます!