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少年は亡くなりました。
そんなこんなでお話は終わり……ではありません。
そろそろ少年が謎の少女に出会う時。
では、私はここで失礼。
少年 dis
……ここは?
一面真っ白だ。
死後の世界というところか。
……そう。俺こと冨岡義勇はもう既に死んでいる。
鬼の始祖と対面し勝利、その後の痣の代償で死んだ。
俺はどちらに行くのだろうか。
『 あれぇ、ここに人がいる!珍しいねぇ( 笑 』
「!? 誰だ……?」
……………
急に現れた少女?は 鈴 と言った。
このの管理者をやってるらしいが、よく分からないので置いておくことにする。
『 で、キミはやり直したい? 』
一瞬。
ほんの一瞬、少女の雰囲気が変わった。
少し、寂しいような、苦しいような。
そして、頼み込むように、懇願しながら。
「 できるのなら。 」
俺は断れなかった。
承諾してしまった。
断る、という言い方は少し傲慢か。
お願いをされているようでならなかった。
『 わかった 』
『 ぁ、、あと一人いるんだけど、キミと同じような格好をしていたから、その子も送っておくね。 』
「 承知した。 」
誰かは分からないが、きっと鬼殺隊の誰かであろう。
俺は二つ返事で返した。
『 じゃあ、いってらっしゃい。 』
「 嗚呼 。 」
周りが光出した。
俺は何処へ行くのだろうか。
…知っている場所であることを願おう。
少年 dis
あぁ、見知った場所だ。
だが……
錆兎がいる。
そして柱が少し違うように感じる。
……俺だけだろうか。
「 おい!動いたぞ!! 」
人間なんだから動くのは当然ではないのか?
やはり人の気持ちはよく分からない。
「 あらぁ、初対面で“動いたぞ”などは失礼ではありませんか? 」
隣から、鈴を転がすような聞きなれた声が響く。
…胡蝶だ。
彼奴が言っていたのは胡蝶のことだったのか。
「 胡蝶 」
「 あら、冨岡さん! 」
「 私、気づいたらここにいたのですが、心当たりはありませんか?」
俺の知っている胡蝶だ。
記憶を失っていたらどうしようかと思った。
「 (俺はこのことについて)知っている。 」
「 相変わらず言葉足らずですねぇ (笑 」
やはり胡蝶は胡蝶だ。
胡蝶も相変わらずだな、という言葉は心の中にしまっておくことにした。
「 おいおいおいおい、オレたちゃ空気かぁ? 」
あぁ、気配が強すぎて逆に忘れていた。
というか、これはやり直す、というより平行世界ではないか?
まぁ、それは置いておくとする。
「 あなた方が空気?そんなわけないでしょう(笑 」
「 はぁ?新手の煽りか? 」
「 煽り?なんのことでしょう?」
胡蝶は頼りがいがある、と思っていたが、とんだ思い違いだったようだ。
見事なまでに乗せられている。
だか、話さないと進まないな。
「 (胡蝶は)そんなつもりで(話して)はない(と思う)。」
「 あァ?テメェ何様だァ? 」
不死川らしき奴がすかさず言葉を挟んでくる。
何様とはなんだろうか。俺は様を付けられる程偉くないはずだ。
「 冨岡さん、言葉足らずが過ぎます! 」
「 もっとちゃんと話してください!! 」
何故か胡蝶が怒っている。
怒られるような発言はしていないと思うのだが。
「 あのぉ、なんで継子がここにいるのか分からないんですけど…… (汗 」
「 甘露寺の言う通りだ。なぜ継子がここにいる。 」
……俺達は柱だが、この世界では違うのか?
「 はい?継子とはどういう…… 」
胡蝶の言う通りだ。
俺達は柱だ。継子と言われる道理はない。
俺は反論しようと言葉を探した。此奴らから聞こえると思った音は、予想外のところから飛んできた。
『 御館様の御成りです 』